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オリーブオイルとオメガ3な日々

主にエキストラバージンオリーブオイルとDHA・EPA、えごま油、亜麻仁油などのオメガ3系オイルについて勉強していく様子を紹介するブログ

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美容だけではなく食用もある月見草オイル~私がとらないワケはこれ

月見草_2

月見草という花があります。

 

待宵草(マツヨイグサ)とも言われますが、どちらにしてもとても幻想的というか情緒的というか美しい名前ですよね。

 

その名前から簡単に連想できるように日が沈むとともに咲き朝日が昇るころにはしぼむ花です。

 

そんな月見草の種からとったオイル、美容に関心のある人には有名ですが、実は少ないながらも食用もあります。

 

今回はそんな月見草オイルについてご紹介していきたいと思います。

 

月見草オイルの成分を見てみよう

 

月見草オイルの成分をチェックしてみたいと思います。

 

・リノール酸・・・70~72%

・γ-リノレン酸・・・10~11%

・オレイン酸・・・7.9%、その他

 

このようにリノール酸の含有率が高いオメガ6系のオイルとなりますが、特長はむしろ「γ-リノレン酸」です。

 

γ-リノレン酸は母乳にも含まれる脂肪酸ですが、分類的にはこちらもオメガ6系脂肪酸になります。

 

 

月見草オイルは女性に人気?

 

月見オイルは女性には結構知られているオイルです。

 

というのも上記にあげたγ-リノレン酸によって以下のようなことが期待できると言われているからです。

 

・PMS(月経前症候群)、更年期障害の緩和

・女性ホルモンのバランスを調整する

・生活習慣病対策

・アトピー性皮膚炎対策

 

マッサージ用のオイルとして、または気になる所に塗るためのオイルとしてごく一般的に販売されています。

 

 

女性向けのサプリメントもあります。

 

 

またあまり多くはないですが食用オイルもあります。

 

↑酸化に非常に弱いため加熱には向かない、生のままいただくオイルです

 

 

私が摂取しないシンプルな理由

 

上記のように女性に嬉しいオイルではありますが、やはりリノール酸の量が多すぎるという点が非常に気になりますね。

 

そして「γ-リノレン酸」もオメガ6であり、そもそもリノール酸から体内で生成することができる脂肪酸です。

 

「γ-リノレン酸」から生成される「ジホモγ-リノレン酸」に抗炎症性作用があることから注目されているようですが、結果的に「ジホモγ-リノレン酸」から「アラキドン酸」(→反対に炎症を起こす物質を作る)が生成されるので、オメガ6を過剰摂取している現代ではあまり効率が良いとは感じません。
リノール酸は悪?どんな食品(油)に含まれるのか?

 

おそらくこのことから、少なくても食用として月見草オイルを摂取することは今後もなさそうです。

 

女性特有のトラブルを考慮するなら、私の場合亜麻仁油の方をチョイスしたいと思います。

亜麻仁油(フラックスシードオイル)について

 

ただし月見草オイルと亜麻仁油を比較して、どちらがよりメリットが大きいかは、個人によって違いますので各自で判断してくださいね。

 

参考文献:「読むオイル事典」YUKIE

 

【油の保存】酸化だけではなくゴキブリなど害虫にも注意が必要!

ゴキブリは油が好き。

 

これはよく知られた事実です。

 

江戸時代、ゴキブリ(ゴキカブリ)を退治するのに傘を使っていたという話は以前テレビ番組で見たことがありました。

 

昔の傘は紙でできているのですが、雨(水分)をはじくために油のぬった紙を使っていたと。

 

そこで傘を部屋の中に置いておくと、油好きのゴキブリが傘にくっついてくるのでそのまま捕獲、もしくは外に持っていき振り落とすことで駆除していたとかなんとか。

 

なんだかいたちごっこのような気がするのですがね。

 

とにかくゴキブリは油が好きなのです。

 

そしてもしかしたらゴキブリ以外でも油が好きな虫はいるかもしれません。

 

そこで油の保存。

 

どんな油でもしっかり封をして保存することは酸化から守るという面でとても大事ですが、「害虫などが入らないように」という意味でもとても重要なポイントです。

 

おそらく元々のボトルや缶などはしっかりした封ができるようになっているはずです。

 

ですがうっかりフタが曲がっていたりして知らない間にとれてしまっていたなんて悲劇もなくはないはず。

 

冷蔵庫に入れておけばゴキブリの被害には合わないでしょうが、戸棚などに入れておくご家庭の場合は細心の注意をしないといけません。

 

さらに注意しないといけないのは、サラダ油など一度使った油を再利用するために保存容器(オイルポット)に入れておくケース。

 

形態もさまざまでしっかり密閉できるものもあれば、文字通りポットのように注ぎ口が開いているものもあります。

 

また素敵なボトルやポットにあえて移し替えて食卓に置いているケースもあるでしょう。

 

ゴキブリは臭いに敏感ですから少しでも油が漏れていたりするときっと嗅ぎつけてくるでしょう。

 

油にまで到達できなくてもその周りに寄ってくる可能性は大いにあります。

 

ポットに何匹かくっ付いていたなんて、遭遇したら悲鳴ものです。

 

またゴキブリはかなり狭い隙間でも入り込む性質があるので少しも油断ができません。

 

もっともゴキブリが油に落ちてしまうとおそらく窒息して死んでしまうと思いますが、気がつかないでゴキブリが浸かった油で調理するはめになってしまったら・・・。

 

想像しただけで悪寒が走りますよね。

 

特に普段からゴキブリが出るご家庭は注意してくださいね。

 

我が家では、一度使った油を保存していません。

 

これは賛否両論あると思いますが、適切に処理して廃棄しています。

(まあもともとあまり揚げ物をしない家なので。)

 

ちなみに油は油でもヒバ油はゴキブリが嫌う油です。

 

青森ヒバ100%ピュアオイル20mlボトルタイプ

 

ヒバ油は青森ヒバからとれる貴重な油ですが、害虫や雑菌等には非常に力を発揮します。

 

もっともヒバ油は食用ではありませんのでその点はご注意を。

 

 

キャノーラ油は本当に菜種油なのか?

菜の花

近所のスーパーでごく普通に売られているキャノーラ油。

価格も安くいつも使っているというご家庭も多いと思います。

 

このキャノーラ油、実は菜種油でありながら厳密に言うと菜種油ではない(?)とも言える油です。

 

今回はそんなキャノーラ油について書いていきたいと思います。

 

キャノーラ油とは?

 

キャノーラ油が最初に登場したのはカナダです。

 

よって名前も「カナダ」から「キャノーラ(CANOLA)」となったのだとか。

 

カナダの研究チームが遺伝子改良したアブラナを製造しそれを原材料としたのがキャノーラ油ということです。

 

実は菜種には「エルカ酸」というオメガ9系の脂肪酸が多く含まれているのですが、マウス実験により心臓に悪影響があるという説があります。

 

そこで研究されたのがエルカ酸のない菜種油。

それがキャノーラ油ということです。

 

キャノーラ油はエルカ酸のかわりにオレイン酸がとても多い(60~70%)油となりました。

 

 

キャノーラ油は菜種油でOK?

 

品種改良をしたとは言え、菜種油から作ったのだからキャノーラ油は菜種油だと言えないこともありません。

 

ただし上記にも書いた通り本来の菜種油は「エルカ酸」が多いのに対し、キャノーラ油は「オレイン酸」がメインと、脂肪酸の構成・割合が違っています。

 

この事を考慮すると、従来の菜種油と品種改良したキャノーラ油は別モノとも言えます。

 

 

キャノーラ油がどうして問題なのか

 

そんなキャノーラ油、心臓に良くない成分を除いた、しかもオリーブオイルと同じようにオレイン酸メインの油なら積極的にとりたいという方もいるかもしれません。

 

更にキャノーラ油は価格が安いというメリットがあります。

 

しかしキャノーラ油に関してはあまり良くない話があるのも事実。

 

まずは菜種を品種改良するにあたって遺伝子組み換えを行っているという問題。

 

遺伝子組み換え食品に関してはまだまだどういった影響があるのかがハッキリしていないという点で不安が大きいものです。

 

また搾油・精製方法によりトランス脂肪酸も発生しているはず。

 

一概には言えませんが、価格の安い油というものは効率優先になりがちですので、本来の油の持つ良さが消えてしまったり有害物質が発生してしまうことが多いようです。

 

その他にもキャノーラ油に関しては生活習慣病のリスクが高まったりホルモンに悪影響があるなど言われています。

 

もちろんキャノーラ油を使っている人の全てにトラブルが起きるわけではないのですが、情報として知っておいても損はないでしょう。

 

 

個人的に選ぶなら国産の菜種油

 

ここからは個人的な意見です。

 

心臓に良くないということからエルカ酸のないキャノーラ油を作ったということが本当なら、従来の菜種油も遺伝子組み換えのキャノーラ油も購入の選択肢になることはないでしょう。

 

しかし菜種油とキャノーラ油のどちらかを購入するとなれば、やはり国産の非遺伝子組み換え原材料で作った従来の菜種油を選ぶかなあと。

 

しかもコールドプレス、じっくり・ゆっくり低温で搾ったもの。

 

 

 

それにしても菜種油は日本では大昔から親しまれてきたんですよね。

 

もちろん遺伝子組み換えなんかしていない純・菜種油ですが。

 

 

近ごろ悪名高い「サラダ油」ってそもそもどんな油?

サラダ油_image

サラダ油が身体に悪いという話はよく言われることです。

 

ですが未だに当たり前のように使っているというご家庭が多いのではないでしょうか。

 

そもそもサラダ油ってどんな油なの??ということもハッキリ分からないという方もいるでしょう。

 

今回は最近悪名高くなってしまったサラダ油について書いていきたいと思います。

 

サラダ油っていったい何なのか?

 

そもそもサラダ油とはいったいどんな油なのか。

 

サラダ油というくらいだからサラダに関係している油ということでしょうか。

 

サラダ

 

実はサラダ油という名称は日本だけのもの。

 

その名前の通りもともとはサラダにもかけることができる、つまり生食できる精製度が高く冷たくしても固まらないサラサラした植物油を作ったのが始まりです。

 

サラダ油の原材料となりうるのは以下の9つの油です。

(2017年現在 JAS規格)

 

・綿実油

・ひまわり油

・紅花油(サフラワー油)

・ゴマ油

・コーン油

・大豆油

・こめ油

・菜種油(キャノーラ油)

・ぶどう油(グレープシードオイル)

 

それぞれの油を単品で、もしくはブレンドします。

 

 

サラダ油の何が良くないと言われているのか

 

サラダ油が最近あまり評判が良くない理由としては、脂肪酸の種類にあります。

 

ほとんどのサラダ油がオメガ6系脂肪酸のリノール酸が大量に入っていること。

 

リノール酸の全てが悪というわけではありませんが、現代人のオメガ6摂取量が非常に多くなっていることから問題となっています。

 

リノール酸を過剰に摂取しますと、体内で炎症を起こす物質が発生し多くのトラブルを引き起こす可能性があると言われています。

リノール酸は悪?どんな食品(油)に含まれるのか?

 

また油を搾る方法や精製方法による弊害もあり、もともと含まれていた栄養素(ポリフェノールやビタミンなど)も期待できず、トランス脂肪酸が発生している可能性もあります。

 

 

ではどうしてこんなにサラダ油が重宝されてきたのか

 

しかし現実にはサラダ油はたくさん売られていて多くの方が普通に使っています。

 

その理由として、

 

・そもそも動物性脂肪酸のかわりに植物性脂肪酸が長年推奨されてきた

・必須脂肪酸であるリノール酸に対する肯定的な教育を受けてきた

・日本ではまだ油の害に対する認知度が低い

・サラダ油は価格が安い

・精製度が高いためクセが少なくどんなものにも使いやすい

・昔から使っていた

 

このようなものが挙げられます。

 

確かに必須脂肪酸であるリノール酸はとらなくてはならないものですが、ほとんどの食べ物にはもともとリノール酸が含まれいることから「足りない」ということはまずおきないのだとか。

 

更に現代人は加工食品や外食などで多くのリノール酸を摂り過ぎています。

 

加工食品

 

食べ物の摂り方というのも、その時代によって変わってくるのでしょう。

 

今はとにかくリノール酸を摂り過ぎている時代で、そのために多くの弊害が出てしまっています。

 

 

サラダ油のかわりに何を使うか?

 

ではサラダ油を全て廃止にする必要があるかということについては、そこまで極端なことは言えません。

 

個人個人が今現在どんな油をどのくらい摂っているかによっても違ってきます。

 

しかし上記にも書いた通りリノール酸はほとんどの食物に自然に含まれている脂肪酸で、食事をしていればまず不足することはないのだそうです。

 

ですからあえてリノール酸メインの油を使う必要はないのかもしれません。

 

じゃあサラダ油のかわりにいったいどんな油を使えばいいのか。

 

私はオメガ3系(α-リノレン酸)の油を使っておりおすすめしますが、価格の面から言うとサラダ油の方がずっと安いです。

 

またオメガ3系は加熱に弱いという弱点もあります。

(熱に強いオメガ3もあるので現在はそれを使用

 

オメガ9であるオリーブオイルも使っていますが、価格が高いこと、本物をチョイスする難しさなど別の問題もあります。

 

自分の健康上メリットがある油と価格など別の問題に折り合いをつけて、より良いものを選んでいくための意識改革をし、各自がそれぞれ考えていくしかないのかもしれません。

 

また、見えない油(加工食品)を減らす努力や料理の工夫による油の使用自体を減らす努力など、別の角度から健康改善を進めていくことも必要でしょう。