縄文式の家

「日本人は魚を食べる民族だからDHAやEPAを豊富に摂取していて頭が良い」

 

頭の良し悪しは別にして、かつての日本人は確かにそうだったかもしれません。

 

でも「かつての」っていったいいつの時代の日本人でしょう。

 

日本は海洋国家で魚が豊富に獲れるため、魚は確かに日本人の重要なタンパク源になっていました。

 

でもいつの時代もそうだったのかな・・・。

 

旧石器時代、マンモスなんかを食べていたころはむしろ肉食民族だったのでは?って思います。

 

もちろん海の近くに住んでいる人達は魚や貝を食べていたから縄文時代の遺跡には貝塚なんてものが残っているわけですが。

 

つい交通事情を今の常識で考えてしまいがちだけど、ちょっぴり内陸に住んでいた日本人は魚といえば川魚、それすらも食べたことがなく獣だけ食べていた人もたくさんいたかもしれません。

 

そして弥生時代に稲作が定着。

 

表向きは四つ足を食べず精米技術が発達し白米ばっかり食べた江戸の人はビタミンB1不足から「江戸わずらい」という病にかかっていたのは有名です。

 

白米

 

一口に「日本人」と言っても時代や地域によってかなり差があるわけで、すると本当に日本人ってトータル的にそんなに優秀な食文化を持っていたのかなと思ってしまいます。

 

オメガ3だけを考えてもしかり。

 

植物性オメガ3(α-リノレン酸)は確かに色々な食べ物に微量ながら入っています。

 

野菜や果物、穀物だってたいていはα-リノレン酸は入っている。

でもそれ以上にリノール酸が入っていることが多い。

 

その比率は決して4対1(リノール酸 対 α-リノレン酸)ではなく、特にバランスが良いというものは少ない。

 

そんな中で本当に魚からDHAやEPAを十分に摂取してバランスが良かったと言える日本人って、実は本当にごく一部の時代の一部の人達なのでは・・・と思ってしまいます。

 

もちろん魚を全然食べない国の人から見たら圧倒的に多いのでしょうけど。

 

毎日お魚を食べられた庶民ってそんなにいなかったのではって思うのですよ。

 

玄米ご飯に漬け物で終わりって人が大半ではなかったの?

 

交通事情も発達して魚がいつでも手に入り、そしてまだまだ食生活が欧米化していないごく一時期の日本人だけがいわゆるオメガ3黄金期を過ごしていたのでしょうか。

 

やっぱり一番理想的なのは昭和50年代くらい?

(私、生まれてこの世にいましたよ・・・)

 

私が小さいころ、肉も食べましたが魚も今以上にたくさん食べていました。

(祖父母と暮らしていたし、母親は魚料理をたくさん作っていました)

 

確かに今は欧米化し過ぎていてリノール酸全盛期です。

 

油(脂)自体を取り過ぎで、油の量も質もバランスが崩れ、今までになかった病気がたくさん発生しています。

 

でもその時代その時代でやっぱり何か健康上問題があったと思う。

 

今は欧米化した食文化でリノール酸過剰摂取の問題が浮き彫りになっただけかな?

 

願わくば日本人の体質が進化してオメガ3が体内でどんどん生成できる「スーパー日本人」になれればいいですよね。

 

なんだか「昔の日本人はよかった・・・」的な発想もどうかと。。。

昔は昔で別の問題あっただろうに・・・って思ってしまいました。

 

でも今現在、オメガ3が足りていない人が多いのは事実。

(足りていないっていうよりバランスが崩れている)

 

やっぱり今の時代にあった対策はしないといけませんね。