2017年12月の記事一覧

オリーブオイルとオメガ3な日々

主にエキストラバージンオリーブオイルとDHA・EPA、えごま油、亜麻仁油などのオメガ3系オイルについて勉強していく様子を紹介するブログ

月別:2017年12月
子供が小さいうちから良い油を選ぶのが大切
子供が小さいうちから良い油を選ぶのが大切

母乳やミルクだけを飲んでいた赤ちゃんが離乳食を開始する時期はだいたい生後半年くらいからです。

 

そしていつしか時は過ぎ、3歳になるころにはほとんどの子供がある程度は何でも(好き嫌いは別にして)食べられるようになっていきます。

 

油料理もしかり。

から揚げやフライドポテトなどもパクパクと食べる子がたくさん。

 

そもそも脂質は赤ちゃんのころから必要な栄養素です。

 

母乳にもミルクにも含まれているし、特にDHAは脳の発達などに非常に重要なため積極的にとりたい脂肪酸です。

 

赤ちゃん・幼児の市販の離乳食やお菓子にも色々な脂質が入っています。

市販の離乳食・幼児食の油を調べてみる

 

そんな中、やっぱり小さいうちから油(の種類)を選んであげることは大切だなあとこのごろ切に思います。

 

「味覚」はよく3歳くらいで決まるなんて言います。

 

小さいうちから味の濃いものや人工的なものにばかり親しんでいると、それが止められずにその後の食生活に多くの影響がでるそうなのです。

 

つまり素材そのものの味を美味しいと思えなくなるんですよね。

 

離乳食を食べる

 

油に関してそれが当てはまるかどうかは分かりませんが、やはり質の良い油を選ぶ必要性は味覚の面からも栄養の面からも必要と言えるでしょう。

 

良い油を身体が覚える・・・ということがあるかもしれません。

 

とにかく小さい子供は自分で油を選ぶことができません。

 

ただ、大人から与えられたものを食べるだけです。

 

小さいころからサラダ油で作った揚げ物ばかりを食べるのは、数十年後を見据えるとあまり良い選択とはいえないですよね。

 

できれば子供の将来の健康のためにも良い油を選んでいきたい。

 

とは言え、子供も幼稚園や小学校にあがるころには段々食べ物の上でも親の手を離れていきます。

 

給食を食べるようになり、友達とお菓子を食べるようになるため、もはや親の管理が行き届くのは生まれてからほんの数年のみ。

 

だからこそ、本当に身体にとって必要な栄養素(油だけではなく他の栄養も含めて)をこの時期に与えてあげたいですよね。

 

どうせ子供はすぐに大きくなって、(あまり身体によくないものでも)何でも食べるようになっちゃいますから。

 

私も、もう少し目覚めるのが早かったら油にまで気を使った離乳食・幼児食を作ったでしょう。

 

気になり出した時は既に子供が小学生になっていました。

 

それでもまだまだ改善する価値はあると今現在かんばっているわけですが・・・。

 

もうかなりジャンクなものに影響されており、また本人もそういったものを好むのですが、何とか子供のストレスにならないようにあまり気が付かない間にどんどんと改革を進めたいと思います。

 

キャノーラ油は本当に菜種油なのか?
キャノーラ油は本当に菜種油なのか?

近所のスーパーでごく普通に売られているキャノーラ油。

価格も安くいつも使っているというご家庭も多いと思います。

 

このキャノーラ油、実は菜種油でありながら厳密に言うと菜種油ではない(?)とも言える油です。

 

今回はそんなキャノーラ油について書いていきたいと思います。

 

キャノーラ油とは?

 

キャノーラ油が最初に登場したのはカナダです。

 

よって名前も「カナダ」から「キャノーラ(CANOLA)」となったのだとか。

 

カナダの研究チームが遺伝子改良したアブラナを製造しそれを原材料としたのがキャノーラ油ということです。

 

実は菜種には「エルカ酸」というオメガ9系の脂肪酸が多く含まれているのですが、マウス実験により心臓に悪影響があるという説があります。

 

そこで研究されたのがエルカ酸のない菜種油。

それがキャノーラ油ということです。

 

キャノーラ油はエルカ酸のかわりにオレイン酸がとても多い(60~70%)油となりました。

 

 

キャノーラ油は菜種油でOK?

 

品種改良をしたとは言え、菜種油から作ったのだからキャノーラ油は菜種油だと言えないこともありません。

 

ただし上記にも書いた通り本来の菜種油は「エルカ酸」が多いのに対し、キャノーラ油は「オレイン酸」がメインと、脂肪酸の構成・割合が違っています。

 

この事を考慮すると、従来の菜種油と品種改良したキャノーラ油は別モノとも言えます。

 

 

キャノーラ油がどうして問題なのか

 

そんなキャノーラ油、心臓に良くない成分を除いた、しかもオリーブオイルと同じようにオレイン酸メインの油なら積極的にとりたいという方もいるかもしれません。

 

更にキャノーラ油は価格が安いというメリットがあります。

 

しかしキャノーラ油に関してはあまり良くない話があるのも事実。

 

まずは菜種を品種改良するにあたって遺伝子組み換えを行っているという問題。

 

遺伝子組み換え食品に関してはまだまだどういった影響があるのかがハッキリしていないという点で不安が大きいものです。

 

また搾油・精製方法によりトランス脂肪酸も発生しているはず。

 

一概には言えませんが、価格の安い油というものは効率優先になりがちですので、本来の油の持つ良さが消えてしまったり有害物質が発生してしまうことが多いようです。

 

その他にもキャノーラ油に関しては生活習慣病のリスクが高まったりホルモンに悪影響があるなど言われています。

 

もちろんキャノーラ油を使っている人の全てにトラブルが起きるわけではないのですが、情報として知っておいても損はないでしょう。

 

 

個人的に選ぶなら国産の菜種油

 

ここからは個人的な意見です。

 

心臓に良くないということからエルカ酸のないキャノーラ油を作ったということが本当なら、従来の菜種油も遺伝子組み換えのキャノーラ油も購入の選択肢になることはないでしょう。

 

しかし菜種油とキャノーラ油のどちらかを購入するとなれば、やはり国産の非遺伝子組み換え原材料で作った従来の菜種油を選ぶかなあと。

 

しかもコールドプレス、じっくり・ゆっくり低温で搾ったもの。

 

 

 

それにしても菜種油は日本では大昔から親しまれてきたんですよね。

 

もちろん遺伝子組み換えなんかしていない純・菜種油ですが。

 

 

近ごろ悪名高い「サラダ油」ってそもそもどんな油?
近ごろ悪名高い「サラダ油」ってそもそもどんな油?

サラダ油が身体に悪いという話はよく言われることです。

 

ですが未だに当たり前のように使っているというご家庭が多いのではないでしょうか。

 

そもそもサラダ油ってどんな油なの??ということもハッキリ分からないという方もいるでしょう。

 

今回は最近悪名高くなってしまったサラダ油について書いていきたいと思います。

 

サラダ油っていったい何なのか?

 

そもそもサラダ油とはいったいどんな油なのか。

 

サラダ油というくらいだからサラダに関係している油ということでしょうか。

 

サラダ

 

実はサラダ油という名称は日本だけのもの。

 

その名前の通りもともとはサラダにもかけることができる、つまり生食できる精製度が高く冷たくしても固まらないサラサラした植物油を作ったのが始まりです。

 

サラダ油の原材料となりうるのは以下の9つの油です。

(2017年現在 JAS規格)

 

・綿実油

・ひまわり油

・紅花油(サフラワー油)

・ゴマ油

・コーン油

・大豆油

・こめ油

・菜種油(キャノーラ油)

・ぶどう油(グレープシードオイル)

 

それぞれの油を単品で、もしくはブレンドします。

 

 

サラダ油の何が良くないと言われているのか

 

サラダ油が最近あまり評判が良くない理由としては、脂肪酸の種類にあります。

 

ほとんどのサラダ油がオメガ6系脂肪酸のリノール酸が大量に入っていること。

 

リノール酸の全てが悪というわけではありませんが、現代人のオメガ6摂取量が非常に多くなっていることから問題となっています。

 

リノール酸を過剰に摂取しますと、体内で炎症を起こす物質が発生し多くのトラブルを引き起こす可能性があると言われています。

リノール酸は悪?どんな食品(油)に含まれるのか?

 

また油を搾る方法や精製方法による弊害もあり、もともと含まれていた栄養素(ポリフェノールやビタミンなど)も期待できず、トランス脂肪酸が発生している可能性もあります。

 

 

ではどうしてこんなにサラダ油が重宝されてきたのか

 

しかし現実にはサラダ油はたくさん売られていて多くの方が普通に使っています。

 

その理由として、

 

・そもそも動物性脂肪酸のかわりに植物性脂肪酸が長年推奨されてきた

・必須脂肪酸であるリノール酸に対する肯定的な教育を受けてきた

・日本ではまだ油の害に対する認知度が低い

・サラダ油は価格が安い

・精製度が高いためクセが少なくどんなものにも使いやすい

・昔から使っていた

 

このようなものが挙げられます。

 

確かに必須脂肪酸であるリノール酸はとらなくてはならないものですが、ほとんどの食べ物にはもともとリノール酸が含まれいることから「足りない」ということはまずおきないのだとか。

 

更に現代人は加工食品や外食などで多くのリノール酸を摂り過ぎています。

 

加工食品

 

食べ物の摂り方というのも、その時代によって変わってくるのでしょう。

 

今はとにかくリノール酸を摂り過ぎている時代で、そのために多くの弊害が出てしまっています。

 

 

サラダ油のかわりに何を使うか?

 

ではサラダ油を全て廃止にする必要があるかということについては、そこまで極端なことは言えません。

 

個人個人が今現在どんな油をどのくらい摂っているかによっても違ってきます。

 

しかし上記にも書いた通りリノール酸はほとんどの食物に自然に含まれている脂肪酸で、食事をしていればまず不足することはないのだそうです。

 

ですからあえてリノール酸メインの油を使う必要はないのかもしれません。

 

じゃあサラダ油のかわりにいったいどんな油を使えばいいのか。

 

私はオメガ3系(α-リノレン酸)の油を使っておりおすすめしますが、価格の面から言うとサラダ油の方がずっと安いです。

 

またオメガ3系は加熱に弱いという弱点もあります。

(熱に強いオメガ3もあるので現在はそれを使用

 

オメガ9であるオリーブオイルも使っていますが、価格が高いこと、本物をチョイスする難しさなど別の問題もあります。

 

自分の健康上メリットがある油と価格など別の問題に折り合いをつけて、より良いものを選んでいくための意識改革をし、各自がそれぞれ考えていくしかないのかもしれません。

 

また、見えない油(加工食品)を減らす努力や料理の工夫による油の使用自体を減らす努力など、別の角度から健康改善を進めていくことも必要でしょう。

 

 

やっぱりバランス~健康のために良いことが後に悪になる可能性
やっぱりバランス~健康のために良いことが後に悪になる可能性

長年、良いとされていたものにある日突然異論が出始めるなんていうことは実はよくあることです。

 

それも健康上の、更に言うと食べ物という体の中に入れるもので良し悪しが逆転してしまうリスクとうのは、実際に受けるとかなりダメージが大きいですよね。

 

このブログのテーマである油もしかり。

 

昔はサラダ油は健康に良いとされ、動物性の油、つまりバターやラードなどは目の敵にされていました。

 

植物性の油に切り替えようという風潮が続き、私が子供のころはお歳暮・お中元と言えばサラダ油セットがたくさん届いたものです。

 

お菓子じゃないことにがっかりする私とは真逆に、母親は日常で使うものだからとありがたがっていたのを覚えています。

 

ところが今や「サラダ油は健康に悪い」というのが定説。

 

調べてみれば、どうも命にもかかわる深刻な病気のリスクに関係しているかもしれないと言われているではありませんか。

 

以前の「バターからサラダ油に切り替えよう」キャンペーン(?)はいったい何だったんだろうと途方に暮れてしまいます。

 

このように身体に良いとされていたことが数年から数十年で変わってしまうことのリスクをどうやって回避すればいいのでしょうか。

 

非常に難しいですよね。

 

例えば今、積極的にとるように勧められている油といえばオメガ3系脂肪酸です。

 

DHA・EPA、えごま油や亜麻仁油、チアシードオイルなんかがそうですが、それらに重大なリスクがないのかなんて今現在は分からないのです。

 

積極的に摂っていたら十年後に何か問題が発見されたりとか。

 

じゃあどうしたらいいのかってことになるのですが「だったら今現在の間違った食生活を続けよう」ともならないわけで。

 

それはつまりリノール酸メインの油過多の食生活。

見えない油にまみれた生活。

 

これらの対策をとることはやっぱり大事だと思うので。

 

ですがここで意識するべきは「バランス」。

 

世の中って食べ物だけではなく「バランス」が大事なんだと思うのですよね。

 

極端に偏り過ぎると全てが崩れていくことに・・・。

 

今現在の食事がリノール酸が多すぎる食事をとっているのなら、やっぱりバランスをとるためにもオメガ3系をとる必要があるし、油そのものが多すぎるなら油を減らす必要がある。

 

バランスを整えていく。

 

だからこそ「1対4」とか「1対2」とか理想と言われる比率があるわけです。

 

決してリノール酸が悪で、DHAだけ100%になるようにということではない。

 

しかし私自身にも言えることですが、ついオメガ3が良いと言われると「オメガ3オメガ3・・・」とやり過ぎてしまいます。

 

どんなものも口に入れるものはリスクも持っているんだということを肝に銘じて極端に偏らないようにしないといけません。

 

とは言え、リノール酸に関しては意識してとらなくても食べ物を食べていたら必然的にとってしまうようなのであまり心配はないと思います。

 

オメガ6は無意識にでも入ってくるので意識するのはやっぱりオメガ3ということかな・・・。