- 投稿 2018/04/27
- オイル日記

各家庭で出されるおかずって、好みはもちろんですが、家族構成や性別・年齢・食費・作り手の考えなどによって実にさまざまですよね。
そんな中、揚げ物について。
やっぱり揚げ物っていうとイメージとしては男子家系って感じがしますね。
男の子の兄弟が多いほど揚げ物ガッツリ。
例えばその盛り方。
私は女姉妹でしたし祖父母もいたので食卓にあがるおかずはほとんどが各自のお皿に盛ってありました。
大皿というよりは小鉢なども使って、とにかくそれぞれの境界線が比較的はっきりしていたように思います。
ですが、男の子の家はそうじゃない。
食べ盛りの時期の男の子を複数人抱えているご家庭にありがちなのは、大皿にてんこ盛りした揚げ物を好きなだけ取っていくスタイル。
お母さんが現在進行形で揚げていき、それをピーピー鳴きながらエサをよこせって言っているひな鳥(そんなに可愛くはない?)のように皿に乗った瞬間にたいらげていくイメージです。
この話は我が友人から聞いたホントの話。
体育会系の息子が3人いる(中学生と小学生)一家なのですが、とにかくから揚げなんてキロ単位で作るって言っていました。
もう「質」なんて考えられないと。
「量」を最優先でクリアしないといけないので、某外資系スーパーで大量に購入した肉をこれまた大型冷蔵庫&冷凍庫にストックしておき、信じられないほどの量を一度に消費していくの繰り返しだと。
肉系・揚げ物系が大好物であっさりした和食でも出そうものなら時には怒りさえ向けられるというから、作る側としてはたまりませんね。
そんなこんなで油についてもやっぱりキャノーラ油はありがたい存在だと言っていました。
もうドラム缶でキープしておきたいくらいだって・・・。
す、すごいですねぇ・・・。
私、こんなご家庭にオメガ3がどうとか酸化がどうとか、その時には言えませんでした。
子供達のお腹を満たすことに精いっぱい頑張っているのですから。
しかも毎日のことですよ。
本当に尊敬するし「お疲れ様」と言いたいです。
でもふと今になって、少しくらい言ってあげてもよかったかもと後悔。
だって食は「習慣」だから。
確かに全部を改善することはすぐには無理だけど、何でも子供の希望を聞いて無制限でやり続ければ、それが子供にも作る親にも「当たり前」になってしまう。
そしてそれが子供のためにならないとしたら・・・。
子供は将来のことなんでまだまだ想像できないでしょう。
でもその男の子たちだっていつまでもそんな食生活ができるわけないのです。
いつかは年をとるしお腹も出てくるし体調だって気にするようになる。
子供のブラックホールみたいなお腹を満たすのは大変だけど「できることから少しずつ」っていうスタンスはどのご家庭にも当てはまるはずなのです。
■参考記事■
キャノーラ油は脳に悪い?認知症(アルツハイマー)との関係は?