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- 亜麻仁油について

亜麻仁の種子を食べたことがありますか。
初めて食べてみると、その意外な美味しさにビックリするとともに、外の殻の硬さが気になるかもしれません。
亜麻仁の殻(外皮)は非常に硬いのです。
実際に食べるとかなりツルツルしているし、かみ砕こうとしても歯の隙間から逃げていくものが多いと思いました。
亜麻の種子を丸ごと食べると食物繊維やリグナンもまとめて摂取することができます。
そのためもしかして亜麻仁油として食べるよりもいいのではないかと思ったのですが、肝心の消化吸収が悪いとなれば話は別です。
はたして亜麻仁の消化状況はいったいどの程度なのでしょうか。
日本アマニ協会に質問してみた
亜麻仁の消化吸収率がどのくらいなのかよく分からなかったので、日本アマニ協会さんに質問してみました。
日本アマニ協会さんは、一般の消費者に向けてアマニの普及と正しい知識の提供を目的として設立されているそうです。
それでは遠慮なく・・・ということでさっそく「お問い合わせ」からメールを送ってみました。(ご返答いただきありがとうございました。)
質問はもちろん「アマニの消化吸収率はどのくらい?」ってこと。
すると以下のような内容の答えをいただきました。
アマニの外の皮はやはり硬いため、丸ごと食べるならできるだけしっかり咀嚼しないとそのまま体内を通過してしまうそうです。
スルー・・・
ですから、消化吸収を第一に考えるならやっぱり「粉末(パウダー)」の方が良いということでした。
ああ、やっぱりそうですよね・・・。
なんとなく予想はしていましたがやはりあの殻はなかなか手ごわいようです。
できれば消化吸収率をパーセンテージにてご回答いただきたかったですが、残念ならがそこまではお答えいただくことができませんでした。
一見硬いような殻でも意外と消化されるタイプの食材もあるかもしれません。
でもアマニに関してはそうではないってこと。
これだけはハッキリしました。
また私が購入した粒タイプも粉末タイプも亜麻仁油同様「酸化」します。
開封後の保管は冷蔵庫か冷凍庫がおすすめとのこと。
予想では粒のものは粉末や油よりは持つような気もしますが、できるだけ早めに食べ切った方がいいのは確かでしょう。
酸化を考えるなら粒?手ごろさの葛藤・・・
例えばゴマの吸収率が悪いのは有名です。
そのまま食べると亜麻仁同様やはり消化されずに排出されてしまうといいます。
そこでスリゴマの登場となるわけですが、スリゴマはイリゴマ(粒のまま)と比べると酸化しやすいため、一番良いのはイリゴマで買ってきて家でするのがベストだと聞いたことがあります。
私も家でゴマダレやゴマドレを作る時はイリゴマを買ってきてすり鉢ですります。
つまりこれってアマニも同じことなのでは?
アマニは本来は酸化しやすい食物。
でも皮が硬いということは、ある意味内部の栄養素がある程度空気に触れずに守られている状態ではないかと思います。
ですから粉と粉末を比較すれば、粒の方が酸化から守られているはず。
えごま油も酸化が早いことで有名ですが「えごまの実」自体は1~2年も保存可能です。
もしそうだとすると、一番良いのはアマニの粒を買ってきて食べる度によくすり潰すってことなのでは・・・。
これ、私が嫌いで苦手な作業です。
(二の腕が疲れる・・・)
でも栄養も美味しさも考えると多少の手間を惜しんではいけないということですね。
まとめ
亜麻仁の摂り方で一番効率の良い方法を考えてみましたが、結局「絶対コレ!」っていう結論は出せませんでした。
ただオイルとして食べるなら「一番搾り、コールドプレス、未精製のもの」を選ばないと栄養が減ってかつ余計な副産物が含まれる可能性があります。
また亜麻仁の粒を食べるなら、食べる分だけよくすり潰すか、粒が口内で逃げ回るのをひたすら追いかけて根気よく噛み砕く(!!)ということが大事になってきます。
そして粉末(パウダー)を食べるなら、より保存方法に気を使い早目に食べ切るというのが良いと思いました。
どのタイプの亜麻仁を食べるかは、それぞれお好みや調理法、何を優先させるかによって選ぶということになるでしょう。
ちなみに私はこれから色々なタイプのものを試そうと思っています。
(まだ粉末食べていないし)
どれが一番自分に合っているのか探っていきたいと思います。
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