カテゴリー:亜麻仁油についての記事一覧

オリーブオイルとオメガ3な日々

主にエキストラバージンオリーブオイルとDHA・EPA、えごま油、亜麻仁油などのオメガ3系オイルについて勉強していく様子を紹介するブログ

カテゴリー:亜麻仁油について
亜麻仁油(フラックスシードオイル)について
亜麻仁油(フラックスシードオイル)について

亜麻仁油とは、亜麻の種子から取ったオメガ3系のオイルです。

黄色っぽい色をしていてα-リノレン酸を多く含んでいます。

 

亜麻仁油の成分

 

日本食品標準成分表で亜麻仁油の成分を見てみると、α-リノレン酸の含有量は次のようになっています。

 

α-リノレン酸・・・57000mg(57g)

(可食部100g当たり)

 

この通りオメガ3であるα-リノレン酸をたくさん含んでいることが分かります。

ちなみにえごま油は58000mg(58g)ですから、ほぼ同じ含有量と言えるでしょう。

 

その他、リノール酸が14000mg(14g)、オレイン酸が15000mg(15g)となっています。

 

脂肪酸以外の成分でいえば、ビタミンEが約40mg、そして女性ホルモンに似た働きをするという「リグナン」というファイトケミカルも含まれています。

 

亜麻仁油のおススメポイントとえごま油との違い

 

亜麻仁油のおススメポイントとしては、もちろんα-リノレン酸を多く含んでいるということが第一に挙げられます。

 

血液がサラサラになりたい

脳細胞の健康を維持したい

アレルギーやガンといった病気の対策したい

 

そんな人におすすめなのがオメガ3系脂肪酸、その一つがα-リノレン酸です。

 

亜麻の種と亜麻仁油

 

その含有量はえごま油と並んでトップレベル。
オメガ3系オイルを摂取したい人には、効率よく摂れるオイルとしておススメです。

 

加熱には向かないので、ドレッシングなどそのまま生の状態でいただきます。
私はヨーグルトにかけて食べるのがお気に入りです。
亜麻仁油とヨーグルト~かけただけで味検証

 

そしてもう一つ、上記に挙げました「リグナン」というファイトケミカル。

 

植物エストロゲンであるリグナンは、体内で女性ホルモンに似た働きをするため、女性ホルモンが減少することで発症するさまざまなトラブル対策に有効と言われています。

 

特に欧米では、更年期障害やPMS(月経前症候群)、骨粗しょう症などの方には人気のようで、オイルが苦手でもサプリメントで摂取する人も多いのだとか。

 

どちらかというと女性特有の疾患に向いていますが、女性ホルモンを調整した方がいいとされている男性のトラブルというものもあります。

 

こんなケースにもリグナンを含む亜麻仁油はおすすめできるでしょう。

 

※リグナンを含まない亜麻仁油もあります。購入する際にはリグナンが入っている商品かどうか確認した方がいいと思います。

ショック!亜麻仁油にリグナンは含まれていない!?

 

α-リノレン酸を摂取するという意味では、えごま油とほぼ同じ含有量ですからどちらを選んでも構わないと思います。

 

後は味の好みやそれ以外の成分をチェックして決めるというのも一つの方法です。

 

上記のような悩みを抱える人は亜麻仁油を、アレルギー疾患を持っている人はロズマリン酸やルテオリンというアレルギーの緩和が期待できるえごま油を、といった選択肢もあります。

 

それぞれに特徴やメリットが多少違いますから自分の体調に合った、そして目的により近いオイルを選んでみてください。

 

とりあえず亜麻仁油は多くの人の健康維持におすすめできるオイルだと思います。

 

参考文献:読むオイル辞典 YUKIE

 

参考記事
えごま(荏胡麻)油について

 

亜麻仁油(α-リノレン酸)の加熱実験をしてみた
亜麻仁油(α-リノレン酸)の加熱実験をしてみた

亜麻仁油やえごま油などのα-リノレン酸を含むオメガ3系オイルは、加熱には向いていないと言われています。

そこで加熱するといったいどうなるのか、実験してみることにしました。

 

α-リノレン酸を加熱してはいけない理由

 

一般的に言われているα-リノレン酸を加熱してはいけない理由は次の通りです。

 

・異臭を発する

・α-リノレン酸の成分が破壊される

・油自体の酸化が急激に進む

 

油自体はどんなものでも加熱すれば酸化します。

 

酸化した脂質を「過酸化脂質」といいますが、実は体内でかなり消化されてあまり悪影響はないという説もあります。

 

ただしα-リノレン酸自体の成分が壊れてしまうと摂取する意味がなくなってしまいそうですよね。

 

α-リノレン酸は体内に入ると、DHAやEPAに変化することでその真価を発揮します。

 

そのα-リノレン酸が加熱によってどのように破壊されるのか、どの程度の破壊なのかは今回のような家庭内の実験では残念ながら分かりません。

 

できれば実際に成分がどう分解されるのか、酸化がどの程度進んだのかが知りたいところですが、個人で成分の分析は無理。

 

そこで今回は、自宅にある亜麻仁油を加熱調理してみて、私の五感で分かる範囲内のことをご紹介していこうと思います。

 

どちらかというと亜麻仁油で調理した時に美味しくできるのかってことになってしまいそうですが、よかったら参考にしてください。

 

亜麻仁油でもやしを炒める実験をする

 

今回使用するのはもやしです。

 

もやし

 

昨日料理に使った残りです。

この実験のためにほんのちょっとだけ残しておきました。

 

今回使う亜麻仁油はボトルを開封してから一か月弱。

冷蔵庫で保管していて念のためにおいをかいでみましたが、特に異臭は発生していないものです。

 

ちなみに亜麻仁油のボトルには「あまり加熱しないでね」というメーカーさんからのメッセージが記載されています。

 

亜麻仁油の調理の説明

 

これを見ると、短時間の炒め物ならできるようです。

 

今回はシンプルに「もやしオンリー炒め」ですから、おそらく2~3分の調理で美味しくできてしまうかもしれません。

 

とりあえず亜麻仁油を小さいテフロンのフライパンで熱し、もやしを投入しました。

 

もやしを亜麻仁油で炒めている図

 

なんとなく魚臭がただよってきました。

この段階でだいたい1分半くらい。

 

もやしをしっかり炒めてトータル3分ほどの調理時間が終了。

 

もやしの亜麻仁油炒め

↑焦げた

 

そして実食。

 

感想はすごく普通。

つまり普通に食べることができるということ。

 

もっと変な味がするのかと思っていましたが、普通のもやし炒めです。

(その後ちょっぴりお醤油を垂らしてペロリと完食しました。)

 

味は特に問題はありませんでしたが、若干魚臭がキッチンに広がっています。

 

しかし鼻をおさえるほどでもないため、もう少し実験してみようと、残っている亜麻仁油を全部フライパンに入れて、少し長い時間連続で加熱してみることにしました。

 

フライパンで亜麻仁油を加熱している図

 

火加減は弱めの中火。

 

1分を過ぎたところで、なんというか石油系の臭いを感じました。

 

2分を過ぎたところで、魚臭がハッキリしてきました。

 

3分を過ぎたところで、顔を近づけるとツンと目にしみるような刺激臭を感じました。

 

5分経過すると、焼き魚をひたすら焼き続けているどこぞの和風な厨房になってしまいました。

 

ここで実験終了。

火を止めます。

 

フライパンに顔を近づけて臭いを嗅いでみましたが、そもそもすでに部屋全体に臭いが広がってしまい、油自体からはあまり強烈な臭いは感じませんでした。

 

しかし臭いの強烈さは後からやってきた・・・

 

この実験を終えてから買い物に出たのですが、帰ってきて玄関のドアを開けた途端あまりの魚臭に驚愕しました。

 

おそらく調理している本人はマヒしてしまっていたのでしょう。

 

急いで家中の窓を開け換気扇を回しました。

 

その後、子供が帰宅。

 

「もう夕食作ったの?」

なぜか若干不機嫌そうです。

 

どうやら子供は今日の夕食が焼き魚で、普段の料理時間よりずっと早く私が作ってしまったものと思ったようです。

 

子供は魚(特に焼き魚)が嫌いなあげく、今日の学校給食でも魚が出たのでかなり不機嫌になってしまっていたのでした。

 

そして夜9時を回ったころ夫が帰宅。

 

本日のメニュー「ハッシュドビーフ」を出したところ、「あれ?今日は魚じゃなんだ・・・」と。

 

ハッシュドビーフのニオイよりも強烈な魚臭ってどういうことだろう・・・と思ってしまいました。

 

翌日。

朝起きて階段を下り、朝食を作ろうとキッチンに行くと、まだ何か漂っている・・・。

 

魚油そのもののイヤな生臭さがうっすらと残っているのでした。

 

このように亜麻仁油を加熱して出た臭いはなかなか強烈。

焼き魚がひたすら好きな人と猫には好評かもしれません。

 

結果と感想

 

亜麻仁油を加熱すると、確かに魚臭いにおいを発生するということが分かりました。

しかも加熱して1~2分で既に臭いが出始めました。

 

ただし、もやし炒めを実際に食べてみた感想としては、まあ食べられなくもない、というより普通に美味しく食べられると思いました。

 

しかし、亜麻仁油を5分間加熱したところ、刺激臭を含むかなりの異臭がしてきました。

このことからおそらく長時間加熱調理には向かないというのは、ある意味本当だと思います。

 

火を通すなら本当に手早くほんの数分で済む程度がいいのではないでしょうか。

 

臭いは、いわゆる焼き魚を焼いた時の臭いに近いと思います。

つまり焼き魚が好きな人には別にOKな香り?かもしれません。

 

鮎を焼く図

 

ただ、成分的にはどうなっているのかはこの実験では分かりません。

 

亜麻仁油やえごま油は加熱しない方がいいというのが定説ですが、加熱してもある程度大丈夫なように酸化防止剤としてビタミンEやビタミンCを加えているものもあるようです。

 


創健社 えごま一番100(しそ科油) 110g

↑酸化防止剤としてビタミンE、ビタミンCが添加されています

 

ですが、今回の実験から私の個人的な感想としては「無理して加熱調理に使うこともないのでは」という気がしました。

 

私が亜麻仁油を食べる時には、シリアルにヨーグルトと亜麻仁油をかけて食べたりするのですが、全く味と臭いに欠陥を感じずに食べることができています。

 

私はこんな食べ方で満足しています。

 

もっともリノール酸を摂るくらいなら、多少臭くてもα-リノレン酸を摂った方がいいという人もいるかもしれません。

 

こんな場合には、成分が比較的安定しているα-リノレン酸のオイルもあるようなので、できるだけ厳選した方がいいのは確かでしょう。

 

カメリナオイル(コールドプレス) 270ml

↑加熱に使え常温保存ができるというカメリナ油

 

カメリナオイルは一応オメガ3系ですが、α-リノレン酸は30~40%でえごま油や亜麻仁油(60%前後)より少ないのがちょっと残念。

 

そこで最近発売されたアリーガ(alligga)という亜麻仁油。

 

 

アリーガは亜麻仁油でありながら発煙点が250℃と高温で加熱可能、さらにオメガ3の量も減らないというちょっとビックリなオイルです。

 

その理由は「低温フィルタリング」という独自の技術。

 

私も実際に加熱調理に使ってみましたが、上記のような異臭はほとんど感じませんでした。

 

詳細はこちらの記事に書いてあるので良かったら参照してください。

証明あり!加熱できるオメガ3・亜麻仁油【アリーガ】口コミ

 

このように、もしどうしてもオメガ3系オイルで加熱調理をしたいなら、上記のようにできるだけ加熱に向いているものを探した方がいいでしょう。

 

確かに加熱に使えるとなると、かなりオメガ6(リノール酸)の摂取量を減らせることになりそうです。