カテゴリー:油について~全般の記事一覧

オリーブオイルとオメガ3な日々

日々のんびりとエキストラバージンオリーブオイルやDHA・EPA、えごま油、亜麻仁油などのオメガ3系オイルについて勉強しています

カテゴリー:油について~全般
ナッツの女王・ピスタチオはオレイン酸が豊富
ナッツの女王・ピスタチオはオレイン酸が豊富

ピスタチオは濃厚な風味でとても美味しいナッツの一つです。

私はナッツ全般好きなのですが、その中でもピスタチオはかなりお気に入り。

 

でもあらためて考えるとピスタチオについてあまりよく知らないなあといったところ。

 

そういえばピスタチオってなんの木の実だっけ?

油脂成分ってオメガ何がメインなんだろう?

どこがルーツなんだろうとか・・・全く知らないw

 

そこで今回はナッツの女王とも呼ばれている「ピスタチオ」について調べてみようと思います。

 

ピスタチオのルーツは中央アジア

 

ピスタチオは中央アジアが原産なんだそう。

Wikipediaより

 

生産量はイランが1位、その他アメリカ、トルコと続きます。

 

ウルシ科カイノキ属の種子ですがとにかく乾燥を好むそうだから湿気の多い日本ではなかなか栽培が難しそうですね。

(できれば国産のピスタチオを食べてみたかったのですが残念!)

 

ピスタチオの木

 

 

ピスタチオの油の成分

 

ピスタチオはたんぱく質、ビタミン・ミネラルなど多くの栄養を豊富にかつバランスよく含む優秀な食材です。

(個人的にはルテインが豊富なところが嬉しいポイント)

 

その中でも特に多いのはもちろん脂質。

約45g(100g中)をしめています。

 

内訳としてオレイン酸が約23gと一番多く、その次がリノール酸(約13g)、飽和脂肪酸(5~6g)と続きます。

 

ということでピスタチオは「オメガ9(オレイン酸)」メインということになりますが、個人的に気になるオメガ3(α-リノレン酸)はというと02~0.3gくらいと少ないです。

 

オメガ9が多いといってもリノール酸もそれなりに含まれるので、リノール酸の摂りすぎに気を付けている人は食べすぎには注意ですね。

(※アレルギーの人も注意してください)

 

ピスタチオは高い!?

 

ナッツはおおむねどれもなかなかのお値段がすると思うのですが、その中でもピスタチオはお高めじゃないかというイメージがあります。

 

無添加 素焼きピスタチオ 1kg《宅配便・送料無料》

 

これ↑は現在(2021年4月)1kgで2439円(税込)ですがピスタチオは殻付きのものが多いので正味はもっと少なくなります。

 

だいたい殻付き1k入りのものですと2000~3000円くらいが相場でしょうか。

 

でもガツガツ食べることをしなければ結構もつのかな。

 

日々足りない分の栄養補給にちょこちょこ食べるのがよさそう。

(本当はガッツリ食べてみたいけど)

 

味付きのものとついていないものがありますので購入の際には確認してください。

 

最近はピスタチオを使ったお菓子が多い

 

以前はアーモンドやくるみと比較するとあまり食べる機会が少なかったピスタチオですが、最近ではピスタチオの濃厚な味や香りが味わえるお菓子や料理が増えているようです。

 

ピスタチオのケーキ

 

ケーキの材料に使われていたりチョコレートに混ぜ込んであったり、料理の上にトッピングしてあったり・・・。

 

ピスタチオグリーンがとても映えるし風味が加わってとっても美味しくなりますよね。

 

そのまま食べるのもよし、食材の一つとして色々と工夫するのものよし、美味しいピスタチオをご賞味ください。

 

↓こちらは殻なしタイプ

ピスタチオ 殻なし 素焼き 500g (250g×2) 送料無料 無塩 無添加 保存に便利なチャック付き [ ロースト ナッツ おつまみ おやつ お試しサイズ 自然の館 ] 保存食 非常食 訳あり

 

 

 

 

【牛脂】ヘットとケンネの違いは何?
【牛脂】ヘットとケンネの違いは何?

久々に家ですき焼きをやりました。

 

その際、スーパーで無料の「牛脂」をいくつかもらってきて調理。

 

最高級の牛肉ではなかったけど家庭で食べるには十分な美味しさで家族みんなお腹も心も大満足でした。

 

これもやっぱり牛脂のおかげかもしれません。

コクとうま味が増します。

 

牛脂とは文字通り「牛の脂」です。

 

日本食品標準成分表で脂肪酸の構成(100g中)を確認するとおおむね以下の通り。

 

・飽和脂肪酸・・・41.05g

・一価不飽和脂肪酸・・・45.01g

 

飽和脂肪酸(パルミチン酸やステアリン酸など)と一価不飽和脂肪酸(オレイン酸)を同じくらい含有しています。

 

この組織脂肪酸はラードも似たような感じ。

 

もっと飽和脂肪酸がメインだと思っていましたが、実はオレイン酸の量がかなり多いですしある意味オメガ9系なの?ってくらいですね。

(※データにより多少の差があります)

 

ところで牛脂はスーパーでは小さいキューブ型のものなどが無料で肉コーナーにおいてあったりしますよね。

 

今回私がもらった牛脂は「牛脂」と書いたパッケージに入っていました。

 

牛脂って「ヘット」とも言いますが、そういえば「ケンネ」とも言いますよね。

 

この二つの違いっていったい何なのでしょうか。

 

牛の脂を精製した食用油脂であり、牛脂(ぎゅうし)とも呼ばれる

 

Wikipediaによる「ヘット」の説明です。

そして更に以下の説明が。

 

日本国内では、すき焼き用やステーキ用の肉を買い求める客に対し、牛の脂身(この場合は「ヘット」と言わず、専門用語で「ケンネ」または「スイーツ」と呼ばれる部位)をカットしたものが無料で提供されていることも多い。

 

「ケンネ」とは牛の脂身の部分をカットしたもの。

 

同じ牛脂でもヘットは精製したものでケンネは脂身そのものをカットしたもの(腎臓のまわりの脂肪)ってことのよう。

 

ケンネ脂

 

私がタダでいただいたキューブ状のものはケンネ脂だったということでしょう。

(全てひっくるめて「牛脂=ヘット」だと思っていたかも)

 

でもラードみたいに調理用油脂として牛脂(ヘット)って見かけたことないけど、普通に売っているのでしょうか。

 

通販では瓶や缶に入った牛脂(ヘット)が売られていますがあまりスーパーなどでは見かけません。

 

ところで牛脂を使うと料理が美味しくなると評判です。

 

ステーキなどの肉を焼くのはもちろんのこと、ハンバーグにも牛脂(ケンネ)を刻んで混ぜ込んだりします。

 

スープを作る際のコク出しにも。

もちろんカレーにもいいですね。

 

牛脂にしてもラード(豚の脂)にしても毎日食べるのはちょっと考え物ですが、時々美味しい料理を作るために使うのはいいと思う。

 

昔言われていたように動物性脂肪は絶対悪ではなく、どんなものも適量が大事だということですよね。

 

ちなみにスーパーではたいてい牛脂(ケンネ)を無料で配っていますが、たぶん牛肉を購入した人へのサービスのはず。

 

買わないのにもらうのはちょっと・・・ね。

(どうしてもという方はちゃんとお店の方に聞いた方がいいと思う)

 

応用もきいて美味しい牛脂ですがマナーは守った方がいいでしょう。

 

 

パルミトレイン酸(オメガ7脂肪酸)とはどんな油か
パルミトレイン酸(オメガ7脂肪酸)とはどんな油か

オメガ3やオメガ6、そしてオメガ9はもはや多くの人に認知されています。

 

ところが実はオメガ7という脂肪酸もあることを知っている人はまだ少ないのではないでしょうか。

 

(実はオメガ5もありますがそれはまた後日。)

 

今回はまだよく知られていない「オメガ7」について書いていきたいと思います。

 

オメガ7脂肪酸、パルミトレイン酸とは?

 

オメガ7脂肪酸はオメガ3やオメガ6、オメガ9と同じ「不飽和脂肪酸」の一つです。

 

あまり知られていない脂肪酸ですが、近年色々と研究されるようになってきました。

 

「パルミトレイン酸」、「バクセン酸」、「マルガロレイン酸」がオメガ7になりますが、この中で今一番注目されているのが「パルミトレイン酸」です。

 

血管を強化し脳卒中や高血圧対策になると言われ、またインシュリン分泌を促すため糖尿病対策にも期待されています。

 

さらに美肌をキープしたい方にもかなり注目されています。

 

ただし必須脂肪酸ではなくパルミチン酸(飽和脂肪酸)から体内で生成されます。

 

 

パルミトレイン酸を含むオイルとは?

 

パルミトレイン酸は肉・魚・卵・ナッツ類などにもともと含まれますが、効率的にとりたいならやっぱりオイルはおすすめです。

 

シーバックソーンオイル

 

シーバックソーンオイルとはユーラシア大陸で採れるフルーツ「シーバックソーン」からとったオイルです。

 

日本にはありませんでしたが、現在では北海道の一部で栽培しているようです。

 

シーベリー、サジー(沙棘)とも言います。

 

シーバックソーン

 

一説によるとパルミトレイン酸が30~40%前後も含まれると言われておりオメガ7系オイルに分類されます。

 

とても珍しいオイルですが・・・。

 

ようやく発見しました!

 

シーベリーオイルリキッド

 

こちらはモンゴル産100%の食用オイルで、一日にティースプーンで1杯の飲用をおすすめしています。

 

ちなみにパルミトレイン酸は14%含有となっています。

 

さらに他にないのか探してみましたが、なんと国産のシーベリーオイルを発見!

 

フォレストベリー農園

 

ところが残念、オイルは法人向けのみでした。

 

今のところ個人では買えないみたい。

 

こちらのシーベリーオイル(シーバックソーンオイル)はパルミトレイン酸が多いロシア種もあるようです。

 

ちなみにシーベリーソースやジュースなどは個人でも購入できるみたいですので、興味のある方はご覧ください。

 

 

マカデミアナッツオイル

 

マカデミアナッツオイルはオメガ9系オイルで、60%程度のオレイン酸を含みます。

 

ですが、オメガ7であるパルミトレイン酸も20%含んでいることが大きな特徴。

 

ちなみにオメガ6(リノール酸)が大変少ない(1%程度)、とても珍しく個性的なオイルです。

 

シーバックソーンオイルよりも一般的で、パルミトレイン酸を摂取したい方にとってはとても魅力的なオイルだと思います。

 

オイル専門店などでもよく販売しています。

 

日清オイリオグループ 日清マカダミアナッツオイル フレッシュキープボトル 145g

 

 

Olivado(オリバード) マカダミアナッツオイル 250ml

 

 

その他パルミトレイン酸が注目されるもの

 

パルミトレイン酸が含まれるもので有名なものには次のようなものもあります。

 

アプリコットカーネルオイル

 

アプリコットカーネルオイルとは、杏の種子の中にある「仁(じん)=カーネル」からとった油になります。

 

杏仁オイル

 

アプリコットカーネルオイルと言えば、美肌を意識する人には「イボ対策」として有名ですよね。

 

多くのイボケア商品にはほとんどアプリコットカーネルオイルが入っていますが、その理由としてよく言われているのがパルミトレイン酸。

 

ですがアプリコットカーネルオイルに含まれるパルミトレイン酸は実際にはあまり多くはなく全体の1~2%くらい。

 

そもそもオレイン酸が主流(60%)のオメガ9系オイルであり、リノール酸も30%程度入っています。

 

もしイボ対策になるとしてもパルミトレイン酸だけが作用するというよりは、オレイン酸やリノール酸も含めたトータル的なものではないかと思います。

 

ちなみにアプリコットカーネルオイルは食用もあるみたいですが、やっぱりお肌に塗る方が主流ですね。

 

 

 

ミドリムシ

 

このブログでも紹介したことのある万能食品(生物)ミドリムシ(ユーグレナ)。

 

ミドリムシが持っている栄養成分はなんと59種類で、総合力として非常に優れています。

スゴイぞミドリムシ(ユーグレナ)!知らなかったあれこれ

 

この記事では主にオメガ3(DHA)などを説明しましたが、59種類の中の一つにパルミトレイン酸も入っています。

 

細胞壁を持たないミドリムシは栄養吸収率も抜群。

 

パルミトレイン酸だけを集中してとるのではなくトータル的に栄養を摂りたい方にはミドリムシは大変おすすめです。

 

まとめ

 

オメガ7、特にパルミトレイン酸はまだまだ知られていませんが、人間の体にはなくてはならない栄養素の一つです。

 

血管系の疾患や糖尿病が気になる方、そして美肌を目指したい方は特に知っておいてほしい脂肪酸です。

 

ですが必須脂肪酸ではありませんし、それだけを特化して摂る必要があるかどうかはよく考えてからでも遅くはないでしょう。

 

参考文献:読むオイル事典/YUKIE

 

保存食や非常食としての油脂は有りか無しか
保存食や非常食としての油脂は有りか無しか

保存食や非常食として「油脂」は有効でしょうか。

 

油?

 

酸化するから保存や非常食には向かないのでは?

 

そう思いますよね。

 

でも実は油は比較的賞味期限が長いもの。

賞味期限は「1~2年」くらいではないでしょうか。

 

そうすると備蓄には向かないわけではないような気がします。

(ラードや牛脂など動物性のものはもっと短いかもしれませんが)

 

オメガ3のえごま油や亜麻仁油でも1年くらいに設定しているものが多いです。

 

ただしこれらは「未開封」という条件が付きます。

ここを間違えると大変ですが他の食品も同様ですので間違える人はいないでしょう。

 

一度開封してしまったらどうしても酸化との闘いになってしまいます。

酸化に弱いオメガ3系に限らずどんな油も早めに食べてしまった方がいいのは確か。

 

ですが未開封ならば油を備蓄品の一つにするのは良いかもしれません。

 

油は非常にカロリーが高い。

これは普段は敬遠される要因ですが、非常時には逆にメリットになると思うのです。

 

また消化が遅く腹持ちがいい。

これも食べ物が少ないであろう非常時にはありがたいはずです。

 

もちろん尋常ではない状態の時なので体調を崩さないような適度な摂取を心掛けないといけないとは思います。

(食べすぎてお腹壊したりはしたくないw)

 

でもあって損はしないんじゃないかなとも思います。

 

食べ方として、たとえば多少の煮炊きができる状況であれば通常時と同じように加熱調理に使ったり非常食の古くなったお米を炊く時に入れたりといった使い方ができます。

 

また他の食材につけたり混ぜたりして食べる。

水分がなくてパサパサしがちな非常食にかけると食べやすくなるかもしれません。

塩やお酢があれば油とまぜてドレッシングのようにすることも可能でしょう。

 

本当に生きるか死ぬかといった究極の状態では油をとれることが生存確率を高めてくれるかもしれません。

(これが一番大事かも)

 

そのためにはできるだけ保存状態にも気を配った油脂類を多少なりとも備蓄しておくのは「あり」ではないかと思います。

 

製造年月日と賞味期限をしっかり確認し賞味期限が近くなったら取り換えておくことも大事です。

 

できれば遮光瓶やスチール缶などに入っており酸化が少しでも防げるものがいいかなと。

保存する場所は冷暗所など適したところに。

 

開封した後にすぐに酸化してしまうオメガ3は残念ながらあまり向かないかもしれませんが一番小さなボトルですぐに消費できそうなら1つキープしておいても。

 

とにかく災害時などは冷蔵庫が使えないことも考慮してできれば常温保存できるものがベストと言えます。

 

酸化に比較的強いのはごま油。

 

オリーブオイルやサラダ油でもいいですが、これらもどんな容器に入っているかによっても違ってきますのでできるだけ良い環境で保存した方がいいでしょう。

 

参考記事

ご飯実験1~炊く時にオリーブオイルを入れてみた

ご飯実験2~炊く時に亜麻仁油(アリーガ)を入れてみた

ボソボソ玄米こそオイルでしっとりモチモチにする