カテゴリー:オリーブオイルについての記事一覧

オリーブオイルとオメガ3な日々

日々のんびりとエキストラバージンオリーブオイルやDHA・EPA、えごま油、亜麻仁油などのオメガ3系オイルについて勉強しています

  • オリーブオイルについて
カテゴリー:オリーブオイルについて
南半球が狙い目なワケとは?世界のオリーブオイルに目を向ける
南半球が狙い目なワケとは?世界のオリーブオイルに目を向ける

先日、初めてオーストラリアのエキストラバージンオリーブオイルを味わってみました。

 

私はオリーブオイルに関しては取り立てて「産地」に対するこだわりはありません。

(偽装はイヤですが・・・)

 

品質が確かで好みに合っていればどこの国のオリーブオイルでも別に構わないと思っています。

 

それどころか、それぞれの風味や香りの違いをダイレクトに楽しめるのもオリーブオイルのメリットの一つ。

 

訪れたことがないその土地の空気や歴史、作り手の思いを自分の舌と鼻で感じれるって素敵ですよね。

 

この辺は別にソムリエじゃなくても十分に堪能できると思いますので、みなさんも色々な国のさまざまな品種で作られたオリーブオイルに挑戦してみることをおススメします。

 

さて、オリーブオイルというとまず一番先に思い浮かべるのはイタリアでしょうか。

日本で一番目にするのはイタリア産が多いようです。

 

実は生産量での世界NO.1はスペイン。

 

イタリアは第二位なのですが、スペインなど外国からオリーブオイルを輸入してイタリア国内でボトリングをするケースも多いと言います。

 

するとこれは「イタリア産」となって日本など世界に輸出されていくのですね。

 

イタリア産のオリーブオイルを買ってきたはずなのに実はスペインのオリーブオイルだった!?ということもなくはないでしょう。

 

スペイン、イタリア、ギリシャという地中海の三大王国の他にも、トルコやチュニジア、ポルトガル、シリアといった国はオリーブオイルの生産が盛んな国です。

 

こうしてみるとオリーブオイルは北半球の国々が生産量のほとんどを占めていることは間違いありません。

 

しかし今回注目したいのは、先日試したオーストラリアやニュージーランド、チリ、南アフリカなどの「南半球の国々」です。

 

これらの地域はオリーブ栽培の歴史はまだ浅いですが、その分いくつかのメリットを持ち合わせています。

 

まずは収穫時期。

 

当然ですが南半球ではオリーブの収穫時期が北半球と半年ほどズレます。

 

オリーブオイルの命ともいえる鮮度。

 

どんなオリーブオイルでも採れたて搾りたてが最高なのは言うまでもありません。

 

ということは南半球の国のおかげでフレッシュなオリーブオイルを一年中楽しむことができるようになったとも言えるかも。

 

フレッシュなオリーブオイルをサラダにかける

 

またこれらの国は、昔からオリーブの木が自生していたというよりは、主に諸外国から持ってきてオリーブを植えた国です。

 

人為的ではありますが、かえってその風土に一番合ったオリーブの品種を選ぶことができます。

 

またその土地に合った品種に改良することもあります。

加えてオリーブの栽培に適した土地を厳選できるとも言えます。

 

群がる害虫も多く、気候にも左右されることがとても多いオリーブの果実。

 

安定した収穫や品質の良さを維持するために、これらの条件は非常に大きな武器となるかもしれません。

 

そんな南半球の素晴らしいオリーブオイルを正しく評価するために、ロサンゼルスのオリーブオイルコンテストは年に二回開催されます。

 

つまり南半球のオリーブオイルの収穫タイミングと合わせてのこと。

 

コンテストのトロフィー

 

アメリカは北半球ですが、カリフォルニアを中心とするオリーブ栽培に関してはまだまだ歴史が浅い国。

 

同じオリーブオイル新興国として、南半球のオリーブオイルを正当に評価する姿勢には質の良いオリーブオイルを作ることに対する厳しさやプライドも感じます。

 

とは言え南半球のオリーブオイル、肝心の生産量はまだまだほんのわずか。

 

日本でも店頭に並んでいるオリーブオイルはやっぱりイタリア産かスペイン産がほとんどですよね。

 

南半球のエキストラバージンオリーブオイルとなると、やっぱりオリーブオイル専門店に行くかネットで購入しないとなかなか手に入らないかも。

 

日本のオリーブオイルもそうですが、本当はとても質の良い素晴らしいものが多いのに、なかなか手軽にお目にかかれないという現状。

 

ぜひ南半球の国々にはもっともっとがんばってオリーブオイルを作ってもらいたいです。

 

南半球のオリーブオイルは価格がお手頃なのも魅力の一つ。

(もちろん全てではありませんが)

 

でもそれも今だけかもしれません。

今後ヨーロッパ並みになっていけば多くの利権が絡んで価格が吊り上がる!?かも。

 

そんな南半球のオリーブオイル、ぜひ風味を純粋に楽しんでみてほしいです。

 

まだあまり知られていないため良い意味で先入観がなく、そのままの味を堪能できるオリーブオイルだと思います。

 

予想外に高品質でビックリするかもしれません。

 

オーストラリア産?

あまり聞かないしどうなの?

 

カンガルー

 

南半球のオリーブオイル?

 

興味はあるけど冒険するのは不安。

 

やっぱり地中海の方が馴染があるし・・・。

 

キウイ

 

モアイ像

 

そんな方にこそ、ぜひ一度南半球のオリーブオイルを味わっていただきたいと思います。

 

高品質でお手頃価格なオリーブオイルを探してみてください。

 

オーストラリア産 コブラムエステート エキストラバージンオリーブオイル

 

 

チリ産エキストラバージンオリーブオイル サンチャゴ

 



オーストラリア産・純度100%の高級オリーブオイル【キヨエ】

 

 

 

参考文献:オリーブオイル・ハンドブック(松夫恒夫、鈴木俊久)

 

 

ピュアオリーブオイルには本物・偽物はあるのか?
ピュアオリーブオイルには本物・偽物はあるのか?

日本国内のお店で一般的に売られているオリーブオイルといえば主に「エキストラバージンオリーブオイル」と「(ピュア)オリーブオイル」の二つになります。

(その他オリーブポマースオイルもあるがほぼ見かけない)

 

エキストラバージンオリーブオイルといえば、本物と偽物の区別が非常に難しいのが問題となっていますが、(ピュア)オリーブオイルにはそのような問題はないのでしょうか。

 

(ピュア)オリーブオイルは偽装する意味がない?

 

以前別の記事で(ピュア)オリーブオイルとはどういったものなのかを書きました。

 

精製オリーブオイルにエキストラバージンオリーブオイルをブレンドしてあるもので、酸度は1.0%以下になっています。

 

エキストラバージンオリーブオイルがブレンドしてあると言っても、特に何%の割合で入っていないといけないといった決まりはないようです。

 

つまりほとんど入っていないこともあり得るということ。

 

逆にエキストラバージンオリーブオイルの風味がない方が料理や調理法によっては好まれる場合もあるので、それが必ずしも悪いとは言えません。

 

とりあえずエキストラバージンオリーブオイルの量に関わらずにほんのちょっとだけ入っていれば「(ピュア)オリーブオイル」と名乗ることはできます。

 

ただし酸度1.0%以下という決まりが厳密に守られているのでしょうか。

 

エキストラバージンオリーブオイルが全くゼロであっても(ピュア)オリーブオイルとなっているものがあるのかどうか、オリーブポマースオイルを(ピュア)オリーブオイルと名乗っているものがあるのかは全く分かりません。

 

(ピュア)オリーブオイルはそもそも分類としては「精製オリーブオイル」です。

おそらくトランス脂肪酸も入っているはずです。

 

原材料となる精製前のバージンオリーブオイルも高品質なエキストラバージンオリーブオイルよりそもそも質が劣ったものになります。

 

つまりどっちにしても品質はそれなりとみなされているということでしょうか。

 

(ピュア)オリーブオイルがエキストラバージンオリーブオイルのように本物か偽物かといったことで問題になったということはあまり聞いたことはありません。

(実際はあるのかもしれませんが)

 

オレイン酸自体は(ピュア)オリーブオイルでも変わりありませんが、それ以外の成分や質に関してはそもそもあまり期待しない方がいいでしょう。

 

エキストラバージンオリーブオイルの含有量がよく分からない

 

ちなみに実際販売されている(ピュア)オリーブオイルにはいったいどの程度のエキストラバージンオリーブオイルが入っているものなのでしょうか。

 

「うちのは〇%入っています!」と明記しているものってあまり見かけませんよね。

 

でもいくつか調べているうちにエキストラバージンオリーブオイルの含有量が分かる商品がありました。

 

例えばこちら↓

 

カサ アルバート ピュアオリーブオイル 1L

 

こちらはエキストラバージンオリーブオイルの含有量が「30%」となっています。

 

ですがやっぱりエキストラバージンオリーブオイルの含有量をハッキリ明記している商品って少ないようです。

 

ですから平均してどの程度入っているものなのかよく分かりませんし、30%が多いのか少ないのかも分かりません。

 

実際いくつかのピュアオリーブオイルを使ってみたことがありますが、ほぼ無味無臭のものと若干オリーブオイルの香りがするものがありました。

 

いずれにしても加熱料理をするとほとんど風味は消えてしまいますし、生のまま(ドレッシングなど)使っても風味を楽しむほどではないでしょう。

 

ピュアオリーブオイルが本物かどうか、結局よく分からないというのが本音です。

 

そもそもエキストラバージンオリーブオイルのような期待値を求めずサラダ油のような感覚で使う分には悪くないとは思います。

 

参考記事

加熱にオリーブオイルとグレープシードオイル、どっちがいいだろう

ピュアオリーブオイルの使い道やメリットをもう一度考えてみる

 

 

検証!エキストラバージンオリーブオイルを加熱することについて
検証!エキストラバージンオリーブオイルを加熱することについて

エキストラバージンオリーブオイルは生で食べた方がいいと言われていますが、一方で加熱にも使った方がいいという意見もあります。

 

そこでエキストラバージンオリーブオイルを加熱するといったいどうなるのか、また本当に加熱に向いているのかどうかを様々な角度から考えてみたいと思います。

 

発煙点から考える

 

「発煙点」とは油を加熱した時に煙が出る温度のことです。

発煙点を越えるほど高温にしてしまうと、油が分解し始め食材にもよくない影響が出てきます。

ですから発煙点を越えないように料理をする方がいいと言われています。

 

品質が良いエキストラバージンオリーブオイルの発煙点は約「210℃」

これは油の中でもかなり高い温度になります。
(ただし質の悪いものになるともっと低くなると言われています。)

 

210℃といえば、揚げ物にも耐えられる温度ですよね。

一説によるとオリーブオイルで揚げるとカラッと揚がると言われています。

 

オリーブオイルで揚げたカツレツ_image

 

油があまり素材の中に染み込んでいかないためベタベタしないのだとか。

 

成分はどうなってしまうのか

 

エキストラバージンオリーブオイルを加熱してしまうと、その中に含まれる成分はどうなってしまうのでしょうか。

 

オリーブオイルの脂肪酸といえば「オレイン酸」。

オレイン酸は酸化に強く、熱を加えてもその成分自体にはあまり影響がないと言われています。

 

この点では加熱に向いていると言ってもいいと思います。

 

しかしエキストラバージンオリーブオイルといえば「オレウロペイン」や「オレオカンタール」などのファイトケミカル(ポリフェノール)が有名。

 

ファイトケミカル(ポリフェノール)は加熱によって成分が損なわれることはないのでしょうか。

 

オレウロペイン

 

主にオリーブの葉に含まれる成分ですが、特に早摘みのオリーブで作ったオリーブオイルにも含まれています。

 

オリーブの葉

 

オレウロペインのパワーによりダイエットを助けるとも言われています。

 

オレウロペインは熱に弱いとされているので、エキストラバージンオリーブオイルを加熱に使った場合はメリットをあまり得られなくなってしまう可能性があります。

 

オレオカンタール

 

抗炎症作用があると言われるオレオカンタール。

こちらも早摘みオリーブに多く含まれる成分です。

最近注目されている成分でガンやアルツハイマー対策に有効ではと言われています。

 

オレオカンタールも加熱によってメリットが低下してしまうようです。

 

本来ファイトケミカルというものは加熱することによって細胞の外へ排出される(吸収しやすくなる)ので、野菜に含まれているファイトケミカルはスープとしてよく煮込んで抽出します。
(「ベジブロス」といって野菜のくずをじっくり煮出して作ったスープがあります。)

 

ですがオリーブオイルの成分を見ていくと、一口にファイトケミカル(ポリフェノールはファイトケミカルの一種)と言っても、加熱に強い成分と弱い成分が存在するようです。

 

エキストラバージンオリーブオイルに含まれるファイトケミカル(ポリフェノール)は、できるだけ生で食べた方が効率よく摂取できそうです。

 

このため「やっぱり加熱に使うなら(ピュア)オリーブオイルで十分!」という人も多いと思います。

 

トランス脂肪酸は発生するのか

 

エキストラバージンオリーブオイルは加熱処理をしないで作ったオイルですから、それ自体にはトランス脂肪酸は含まれていません。

 

しかしエキストラバージンオリーブオイルを加熱調理に使った場合、トランス脂肪酸は発生するのでしょうか。

 

トランス脂肪酸が発生する原因の一つに「油を高温で熱する」ということがあります。

ですからエキストラバージンオリーブオイルを熱した際にもトランス脂肪酸が発生する可能性はあるでしょう。

 

ですがトランス脂肪酸がない油ともともとトランス脂肪酸が入っている油では、そもそもスタートラインが違うということかもしれません。

 

味や香りは消えるのか

 

エキストラバージンオリーブオイルの風味というのは、熱を加えない搾りたてならではのものです。

 

そしてポリフェノール成分がエキストラバージンオリーブオイル特有のピリッとした辛味の素でもあります。

 

瓶とグラスに入ったエキストラバージンオリーブオイル

 

オリーブオイルのポリフェノールが加熱によって減少するのであれば、当然そういった風味も薄れてしまうでしょう。

 

とは言え加熱調理をすれば完全に消えるとは限りません。

実際エキストラバージンオリーブオイルを使って加熱調理をした場合、特有の風味が料理にうつってしまうこともあります。

 

これが美味しいのか苦手なのか、それは料理の種類や個人の好みによるでしょう。

 

コストがかかり過ぎ?

 

エキストラバージンオリーブオイルを全ての加熱調理に使う場合、今までの油と比較すれば当然コストがかかってくると思います。

 

本物のエキストラバージンオリーブオイルは1mlあたり最低3~10円。

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

 

おそらく数倍、もしかしたら十数倍ものコスト増になるかも・・・。

 

油を使った料理が多いご家庭ではエキストラバージンオリーブオイルを加熱料理に継続して使っていくことはなかなか大変かもしれませんね。

 

個人的な好みを追求すると・・・

 

うちではどちらかというと油を使って料理することが少ない家庭だと思います。
特に揚げ物はあまり作りません。

 

でもゼロではないし子供は鶏肉のから揚げが大好きだし・・・。

 

鳥の唐揚げ

 

個人的な好みですが、エキストラバージンオリーブオイルの味と風味が全ての料理に合うかどうかは、ちょっと疑問に思っています。

 

私は以前、和風の玉子焼きを作るのにエキストラバージンオリーブオイルを使って焼きましたが、どうも香りが邪魔をして好みに合わない味になってしまったことがあります。

 

しかしこのブログでも紹介したように、ぶりの照り焼きに使った時には特に香りが気になるようなことはありませんでした。

(というか香りが消えたか、ぶりの濃い味に負けたかどちらか)
ぶりの照り焼きでDHA・EPAを美味しく摂る

 

確かにオリーブオイルが多くの和食にも合うのは実感しています。

でもやっぱり無味無臭の油が欲しい時もあるのは確か。

 

つまり合わないメニューではいったいどの油を使えばいいのか。

 

我が家では最近は「こめ油」か「(ピュア)オリーブオイル」などを使っています。

加熱調理に選びたい油はどれ?比較一覧

 

そして炒め物などに使っているのは「アリーガ」という亜麻仁油や「ラード」など。

アリーガは加熱調理もできる珍しい亜麻仁油で愛用しています。

証明あり!加熱できるオメガ3・亜麻仁油【アリーガ】口コミ

 

つまり「絶対これ!」と限定はしていないということ。

どれにも一長一短あるため、作る料理の種類や油の栄養成分を見ながら使っています。

 

だってどんな種類の油でも良質なものは高いものなのです。

(安価なサラダ油を使うとなるど精製方法などに問題があるものが多い)

 

お金の問題と健康の問題、もちろん健康を重視したいのはやまやまですが・・・。

 

まとめ

 

ここまでのことを見てみるとエキストラバージンオリーブオイルに対する個人的な意見としては、

 

「栄養や風味を考えると生で食べるのが一番良いが、加熱調理に向いている面もあるし使いたい料理もある。でも高いから一度にたくさんは使えない。」

 

というなかなか複雑な結論が導かれましたww

 

このあたりのことはそれぞれの食生活や味の好み、健康状態、使える費用によって変わってくるでしょう。(私の場合お金の問題が一番大きいかも?)

 

ですがエキストラバージンオリーブオイルを加熱に使うメリットがあるのも確か。

 

確かに加熱によってせっかくのポリフェノールが減少してしまうし風味も落ちるしでもったいないのでは・・・とも思います。

 

ですがどっちにしても調理用(加熱用)オイルは必要です。

 

そんな時、トランス脂肪酸もなくオレイン酸メインで酸化にも強く発煙点も高いエキストラバージンオリーブオイルは加熱に向いている油と言えます。

 

もともと液体のオイルですからバターやラードのような固形と違って取り扱いも楽です。

 

「エキストラバージンオリーブオイルは調味料」ともいわれるようにとても風味豊かでピッタリ合う料理に使うと本当に味がワンランクアップします。

 

一度の調理で豪快に1本使い切ったりはできませんが、料理に合わせて上手に活用できるようになると美味しいメニューが増えること間違いなしです。

 

参考記事

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

 

参考文献:エキストラバージンの嘘と真実 トム・ミューラー、読むオイル辞典 YUKIE

 

 

何が凄いの?オリーブオイルの栄養成分と魅力について
何が凄いの?オリーブオイルの栄養成分と魅力について

オリーブオイル、特にエキストラバージンオリーブオイルを使っている方の大半はその栄養成分やどういった作用があるのかに着目しているのではないかと思います。

 

そこでまずはオリーブオイルの主な栄養成分を見ていくことにしたいと思います。

 

オメガ9のオレイン酸

 

オメガ9系の油の代表であるオレイン酸。
オリーブオイルの中には「77%以上」ものオレイン酸が含まれています。

 

オレイン酸は「不飽和脂肪酸」です。

常温では固まりにくく液体であるという性質があります。
そして不飽和脂肪酸の中でもオレイン酸は「一価不飽和脂肪酸」となっています。

 

一価不飽和脂肪酸は、実は体内で生成することができる脂肪酸で、主に摂取した飽和脂肪酸から合成しています。

 

だったらあえてオリーブオイルのオレイン酸は摂らなくてもいいのでは・・・と思うかもしれません。

 

でもオレイン酸の強みは酸化しにくく加熱調理にも向いているということだと思います。

(体内で生成できても取り出して調理用油にはできませんしね)

 

またオレイン酸は、便秘対策に有効と考えられています。

小腸であまり吸収されないので排便をスムーズにする働きがあることから、便秘の人がオリーブオイルをとることはおすすめできると思います。

 

便秘治療の第一人者である松生恒夫先生がオリーブオイルを推奨していることは有名です。

 

また、オレイン酸は血液中のコレステロールを調整し、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病対策にも良いと言われています。

 

脅威のパワー!?ファイトケミカル(ポリフェノール)

 

オリーブオイルの大部分は脂肪酸ですが、ごく微量ながら実に多くの他成分が含まれています。

その数ざっと200種類

 

その中でも注目すべきなのが「ファイトケミカル」。
主に植物が自分の身を守るために作りだした天然成分で、ここ数年の間に特に注目されるようになりました。

 

ファイトケミカルの中でも有名なのが「ポリフェノール」です。
人体が老化したり病気になる主な原因の一つが活性酸素だということはよく知られていますが、ポリフェノールは抗酸化物質としてこの活性酸素から身体を守ってくれる働きがあると言われています。
このポリフェノールがオリーブオイルにも含まれています。

 

「オレオカンタール」という成分があります。
オレオカンタールはオリーブオイルの辛味成分ですが、脳に有効で最近ではアルツハイマー病やパーキンソン病を防ぐのではと言われるようになりました。

 

ただしファイトケミカルが含まれるのはエキストラバージンオリーブオイルのみだということ。
精製オリーブオイルにはこのような成分がほとんど含まれていません。

 

だからこそファイトケミカル(ポリフェノール)を摂りたい人は本物のエキストラバージンオリーブオイルを手に入れることがとても重要なのですね。

 

調味料にもなれる風味!

 

上記のようにオリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイル)の栄養成分は素晴らしいものがありますが、個人的には何と言ってもオリーブオイルの風味自体が一番の魅力ではないかと思います。

 

料理の味を引き立てる独特の香りや味は、まさに調味料と言っていいほど。
種類や産地によってさまざまな特長があるので、色々と試してみてはいかがでしょうか。

 

オリーブオイルで調理したエビ料理

 

いくつかお好みのものを用意して料理によって変えるのも良いかと思います。
フレーバータイプも試してみると料理の幅が広がるかもしれません。

 

エキストラバージンオリーブオイルは確かに価格が高めのものが多いです。

でもよく探してみると意外とお手頃な価格のものもあるのでチェックしてみてください。

 

参考記事

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

【サンチャゴ】高品質なのに低価格なチリのオリーブオイル【口コミ】

 

参考文献:「オリーブオイルの選び方使い方」イタリアフード協会 監修