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オリーブオイルとオメガ3な日々

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ピュアオリーブオイルの使い道やメリットをもう一度考えてみる
ピュアオリーブオイルの使い道やメリットをもう一度考えてみる

加熱調理に向いている油を探しているうちにもう一度ピュアオリーブオイルについて見直してみようと思いました。

 

今回はピュアオリーブオイルをその使い道と共に考えてみたいと思います。

 

ピュアオリーブオイルとは?

 

ピュアオリーブオイルとは「精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドさせたもの」のことを言います。

オリーブオイルの種類と違い、そして用途とは?

 

ピュアオリーブオイルは普通にスーパーなどでも見かけます。

(単に「オリーブオイル」となっているものもピュアオリーブオイルに該当します)

 

エキストラバージンオリーブオイルをメインでおいているところが多いのですが、品揃えがしっかりしているスーパーではどちらも売っているはずです。

 

ボスコのピュアオリーブオイルの表示

日清オイリオグループ BOSCOオリーブオイル

 

 

エキストラバージンオリーブオイルとどう違うの?

 

ピュアオリーブオイルは精製したオリーブオイルに(エキストラ)バージンオリーブオイルが数パーセント入ったものになります。

 

ですから当然エキストラバージンオリーブオイル100%のものよりも風味が薄いです。

 

場合によってはサラダ油のようにほとんど無味無臭のものもあります。

 

というのもエキストラバージンオリーブオイルがどの程度含まれるかは商品ごとに違っているためほとんど入っていないものもあるからです。

 

この辺の詳細はメーカーでも公開していないところが多いし、個人的には若干気になる点ではあります。

 

また栄養面で言うと、エキストラバージンオリーブオイルがポリフェノールやビタミンEなどを含んでいるのに比べてピュアオリーブオイルはポリフェノールなどの微量成分はほとんど期待できません。

 

これは精製過程で成分が取り除かれてしまうからです。

 

サラダ油の代り~ピュアオリーブオイルの使い道は?

 

ピュアオリーブオイルは精製した油がメインですから残念ながらポリフェノールはほぼ含まれませんが、オメガ9であるオレイン酸などその脂肪構成はエキストラバージンオリーブオイルと変わりありません。

 

ここでオリーブオイルの脂肪酸の内訳を見てみると、オレイン酸が約80%、リノール酸が7%、α-リノレン酸が0.6%、飽和脂肪酸が約14%となっています。

 

精製した油にはトランス脂肪酸の心配があるのであまりおすすめはしませんが、脂肪酸の構成だけを考えればサラダ油との代用品としての使い道が見えてきます。

 

多くのサラダ油はリノール酸が多く、そのため品種改良でハイオレイック(高オレイン酸)種を作り上げているくらいです。

 

一方、オリーブオイルは「天然」の高オレイン酸オイル。

 

栄養面ではエキストラバージンオリーブオイルよりも落ちますが、エキストラバージンよりも価格が安く比較的風味がサラッとしているピュアオリーブオイルはサラダ油の代用品として加熱調理に使われるのも納得です。

 

油の量をたくさん使う料理、油の風味が邪魔になるようなメニューにはむしろオメガ9の(ピュア)オリーブオイルは選択肢になりうるかもしれません。

 

ボスコ オリーブオイル イタリア産 456g

 

 

ソル・レオーネ ピュア・オリーブオイル 458g

 

 

参考記事

ボスコ(BOSCO)オリーブオイルは本物か?

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

 

 

 

オリーブのポリフェノール「オレウロペイン」はインフルエンザに効くのか?
オリーブのポリフェノール「オレウロペイン」はインフルエンザに効くのか?

オリーブオイルに詳しい人にはよく知られている「オレウロペイン」というポリフェノール。

 

いったいどんなポリフェノールでどういった性質を持つものなのか、そしてインフルエンザ対策になるという噂についてもチェックしてみたいと思います。

 

オレウロペインとは何なのか

 

「オレウロペイン」は主にオリーブの葉に含まれています。

 

オレウロペインのイメージとしてのオリーブの葉

 

その一番の特長は「抗酸化パワー」と言われており、生活習慣病に気を付けている人や美容に気を使っている人が注目しているポリフェノールの一つです。

 

オレウロペインはオイルより葉に多い

 

上記の通り、オレウロペインという物質はオリーブオイルよりもオリーブの葉の中に多く含まれています。

 

このためオレウロペインを含有したオリーブの葉のサプリメントやお茶などが販売されています。

 

 

 

オレウロペインはポリフェノールですので独特の苦みがあり、オリーブの葉をそのまま食べるのは味覚の点から言ってもちょっと難しいので、サプリメントやお茶、パウダーにして料理に混ぜたりして摂取するのが一般的。

 

ちなみにオリーブオイルには含まれていないかというと、オリーブの葉ほどではないですが含まれています。

(オリーブオイルの苦みや辛味成分はポリフェノール)

 

ただしそれは精製していないエキストラバージンオリーブオイルのみ

 

精製したオリーブオイルにはポリフェノールはほとんど期待しない方がいいでしょう。

 

またオリーブの葉からエキスを抽出して作られた基礎化粧品なども販売されています。

 

風邪やインフルエンザ対策になるという説は本当か?

 

「オレウロペインの摂取はインフルエンザや風邪などのウイルス対策になる」

 

寒くて乾燥する季節になるとインフルエンザ対策に注目が集まりますが、オレウロペインのパワーを期待する人は上記のような説を聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

風邪を引いた犬

 

この根拠として、オレウロペインは菌やウイルスを撃退するパワーを持っているため、風邪やインフルエンザ、その他のいくつかの菌の抑制対策になるということ。

 

もともと地中海諸国では昔からオリーブの葉は民間療法として使われてきたと言います。

 

きっと昔は成分の詳細は分からなくても実体験よりなんとなく分かっていたのかもしれませんね。

 

家庭で手軽にできるインフルエンザ対策の一つとして、オリーブの葉を活用するのはおススメです。

 

ただしあくまでも民間療法、オリーブの葉をとったら絶対にインフルエンザにならないわけではありませんのでご注意を。

 

またエキストラバージンオリーブオイルにもオレウロペインは入っていますが、インフルエンザ対策としてならオリーブの葉の方がより効率が良さそうです。

 

とはいえインフルエンザや風邪を引きたくないならやっぱり自分の免疫力を高める努力をするのが大切じゃないかと。

 

インフルエンザやその他のウイルス・細菌に打ち勝つには規則正しい生活をして体力をつけ栄養のあるものを食べて何より基礎体温を上げて・・・。

 

その上でオリーブの葉(オレウロペイン)を有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

参考記事

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

 

 

南半球が狙い目なワケとは?世界のオリーブオイルに目を向ける
南半球が狙い目なワケとは?世界のオリーブオイルに目を向ける

先日、初めてオーストラリアのエキストラバージンオリーブオイルを味わってみました。

 

私はオリーブオイルに関しては取り立てて「産地」に対するこだわりはありません。

(偽装はイヤですが・・・)

 

品質が確かで好みに合っていればどこの国のオリーブオイルでも別に構わないと思っています。

 

それどころか、それぞれの風味や香りの違いをダイレクトに楽しめるのもオリーブオイルのメリットの一つ。

 

訪れたことがないその土地の空気や歴史、作り手の思いを自分の舌と鼻で感じれるって素敵ですよね。

 

この辺は別にソムリエじゃなくても十分に堪能できると思いますので、みなさんも色々な国のさまざまな品種で作られたオリーブオイルに挑戦してみることをおススメします。

 

さて、オリーブオイルというとまず一番先に思い浮かべるのはイタリアでしょうか。

日本で一番目にするのはイタリア産が多いようです。

 

実は生産量での世界NO.1はスペイン。

 

イタリアは第二位なのですが、スペインなど外国からオリーブオイルを輸入してイタリア国内でボトリングをするケースも多いと言います。

 

するとこれは「イタリア産」となって日本など世界に輸出されていくのですね。

 

イタリア産のオリーブオイルを買ってきたはずなのに実はスペインのオリーブオイルだった!?ということもなくはないでしょう。

 

スペイン、イタリア、ギリシャという地中海の三大王国の他にも、トルコやチュニジア、ポルトガル、シリアといった国はオリーブオイルの生産が盛んな国です。

 

こうしてみるとオリーブオイルは北半球の国々が生産量のほとんどを占めていることは間違いありません。

 

しかし今回注目したいのは、先日試したオーストラリアやニュージーランド、チリ、南アフリカなどの「南半球の国々」です。

 

これらの地域はオリーブ栽培の歴史はまだ浅いですが、その分いくつかのメリットを持ち合わせています。

 

まずは収穫時期。

 

当然ですが南半球ではオリーブの収穫時期が北半球と半年ほどズレます。

 

オリーブオイルの命ともいえる鮮度。

 

どんなオリーブオイルでも採れたて搾りたてが最高なのは言うまでもありません。

 

ということは南半球の国のおかげでフレッシュなオリーブオイルを一年中楽しむことができるようになったとも言えるかも。

 

フレッシュなオリーブオイルをサラダにかける

 

またこれらの国は、昔からオリーブの木が自生していたというよりは、主に諸外国から持ってきてオリーブを植えた国です。

 

人為的ではありますが、かえってその風土に一番合ったオリーブの品種を選ぶことができます。

 

またその土地に合った品種に改良することもあります。

加えてオリーブの栽培に適した土地を厳選できるとも言えます。

 

群がる害虫も多く、気候にも左右されることがとても多いオリーブの果実。

 

安定した収穫や品質の良さを維持するために、これらの条件は非常に大きな武器となるかもしれません。

 

そんな南半球の素晴らしいオリーブオイルを正しく評価するために、ロサンゼルスのオリーブオイルコンテストは年に二回開催されます。

 

つまり南半球のオリーブオイルの収穫タイミングと合わせてのこと。

 

コンテストのトロフィー

 

アメリカは北半球ですが、カリフォルニアを中心とするオリーブ栽培に関してはまだまだ歴史が浅い国。

 

同じオリーブオイル新興国として、南半球のオリーブオイルを正当に評価する姿勢には質の良いオリーブオイルを作ることに対する厳しさやプライドも感じます。

 

とは言え南半球のオリーブオイル、肝心の生産量はまだまだほんのわずか。

 

日本でも店頭に並んでいるオリーブオイルはやっぱりイタリア産かスペイン産がほとんどですよね。

 

南半球のエキストラバージンオリーブオイルとなると、やっぱりオリーブオイル専門店に行くかネットで購入しないとなかなか手に入らないかも。

 

日本のオリーブオイルもそうですが、本当はとても質の良い素晴らしいものが多いのに、なかなか手軽にお目にかかれないという現状。

 

ぜひ南半球の国々にはもっともっとがんばってオリーブオイルを作ってもらいたいです。

 

南半球のオリーブオイルは価格がお手頃なのも魅力の一つ。

(もちろん全てではありませんが)

 

でもそれも今だけかもしれません。

今後ヨーロッパ並みになっていけば多くの利権が絡んで価格が吊り上がる!?かも。

 

そんな南半球のオリーブオイル、ぜひ風味を純粋に楽しんでみてほしいです。

 

まだあまり知られていないため良い意味で先入観がなく、そのままの味を堪能できるオリーブオイルだと思います。

 

予想外に高品質でビックリするかもしれません。

 

オーストラリア産?

あまり聞かないしどうなの?

 

カンガルー

 

南半球のオリーブオイル?

 

興味はあるけど冒険するのは不安。

 

やっぱり地中海の方が馴染があるし・・・。

 

キウイ

 

モアイ像

 

そんな方にこそ、ぜひ一度南半球のオリーブオイルを味わっていただきたいと思います。

 

高品質でお手頃価格なオリーブオイルを探してみてください。

 

オーストラリア産 コブラムエステート エキストラバージンオリーブオイル

 

 

チリ産エキストラバージンオリーブオイル サンチャゴ

 



オーストラリア産・純度100%の高級オリーブオイル【キヨエ】

 

 

 

参考文献:オリーブオイル・ハンドブック(松夫恒夫、鈴木俊久)

 

 

何が凄いの?オリーブオイルの栄養成分と魅力について
何が凄いの?オリーブオイルの栄養成分と魅力について

オリーブオイル、特にエキストラバージンオリーブオイルを使っている方の大半はその栄養成分やどういった作用があるのかに着目しているのではないかと思います。

 

そこでまずはオリーブオイルの主な栄養成分を見ていくことにしたいと思います。

 

オメガ9のオレイン酸

 

オメガ9系の油の代表であるオレイン酸。
オリーブオイルの中には「77%以上」ものオレイン酸が含まれています。

 

オレイン酸は「不飽和脂肪酸」です。

常温では固まりにくく液体であるという性質があります。
そして不飽和脂肪酸の中でもオレイン酸は「一価不飽和脂肪酸」となっています。

 

一価不飽和脂肪酸は、実は体内で生成することができる脂肪酸で、主に摂取した飽和脂肪酸から合成しています。

 

だったらあえてオリーブオイルのオレイン酸は摂らなくてもいいのでは・・・と思うかもしれません。

 

でもオレイン酸の強みは酸化しにくく加熱調理にも向いているということだと思います。

(体内で生成できても取り出して調理用油にはできませんしね)

 

またオレイン酸は、便秘対策に有効と考えられています。

小腸であまり吸収されないので排便をスムーズにする働きがあることから、便秘の人がオリーブオイルをとることはおすすめできると思います。

 

便秘治療の第一人者である松生恒夫先生がオリーブオイルを推奨していることは有名です。

 

また、オレイン酸は血液中のコレステロールを調整し、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病対策にも良いと言われています。

 

脅威のパワー!?ファイトケミカル(ポリフェノール)

 

オリーブオイルの大部分は脂肪酸ですが、ごく微量ながら実に多くの他成分が含まれています。

その数ざっと200種類

 

その中でも注目すべきなのが「ファイトケミカル」。
主に植物が自分の身を守るために作りだした天然成分で、ここ数年の間に特に注目されるようになりました。

 

ファイトケミカルの中でも有名なのが「ポリフェノール」です。
人体が老化したり病気になる主な原因の一つが活性酸素だということはよく知られていますが、ポリフェノールは抗酸化物質としてこの活性酸素から身体を守ってくれる働きがあると言われています。
このポリフェノールがオリーブオイルにも含まれています。

 

「オレオカンタール」という成分があります。
オレオカンタールはオリーブオイルの辛味成分ですが、脳に有効で最近ではアルツハイマー病やパーキンソン病を防ぐのではと言われるようになりました。

 

ただしファイトケミカルが含まれるのはエキストラバージンオリーブオイルのみだということ。
精製オリーブオイルにはこのような成分がほとんど含まれていません。

 

だからこそファイトケミカル(ポリフェノール)を摂りたい人は本物のエキストラバージンオリーブオイルを手に入れることがとても重要なのですね。

 

調味料にもなれる風味!

 

上記のようにオリーブオイル(エキストラバージンオリーブオイル)の栄養成分は素晴らしいものがありますが、個人的には何と言ってもオリーブオイルの風味自体が一番の魅力ではないかと思います。

 

料理の味を引き立てる独特の香りや味は、まさに調味料と言っていいほど。
種類や産地によってさまざまな特長があるので、色々と試してみてはいかがでしょうか。

 

オリーブオイルで調理したエビ料理

 

いくつかお好みのものを用意して料理によって変えるのも良いかと思います。
フレーバータイプも試してみると料理の幅が広がるかもしれません。

 

エキストラバージンオリーブオイルは確かに価格が高めのものが多いです。

でもよく探してみると意外とお手頃な価格のものもあるのでチェックしてみてください。

 

参考記事

絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方

【サンチャゴ】高品質なのに低価格なチリのオリーブオイル【口コミ】

 

参考文献:「オリーブオイルの選び方使い方」イタリアフード協会 監修