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- えごま油について

えごま、えごま油はアレルギー対策になるということで有名ですよね。
そんなえごまやえごま油を食べて逆にアレルギーになるということはあるのでしょうか?
えごまがアレルギー対策になるという根拠はこれ
えごま油を積極的に摂っている方の中にはアレルギー対策を目的としている人も多いでしょう。
それはえごま油の持つ成分に秘密があるから。
えごま油のα-リノレン酸は体内で一部がEPAやDHAに変換します。
そしてこのEPA・DHAがアレルギー対策になると言われています。
加えてえごま油の場合、含まれるポリフェノール(ファイトケミカル)にもアレルギーに有効と言われている成分があります。
それが「ロズマリン酸」と「ルテオリン」です。
えごま(荏胡麻)油について
これらの成分を含むことからえごま油はアレルギーを持つ人から大きな支持を得ることになりました。
ただしポリフェノールは精製したえごま油では入っていない可能性があります。
精製していてもα-リノレン酸はとれますが、ポリフェノールも期待するなら搾油方法をチェックしたりメーカーに確認してから購入した方が良いでしょう。
えごまアレルギーは存在するのか?
そんなえごま油、もしくはえごまの実そのものから食物アレルギーを発症することはないのでしょうか?
これは残念ながらその可能性は「ある」と思っておいた方がいいでしょう。
えごまはシソ科の植物ですからシソアレルギーを持っている人は念のため注意。
葉と実では成分が違うかもしれませんが一応頭の片隅にとどめて置いた方がいいかもしれませんね。
えごまにはアレルギーに良い成分が含まれているのは確かですが、成分はそれだけではありませんし何に反応するかは人によってさまざまです。
どちらにしてもえごまの実やえごま油をはじめて食べる時には、ごく少量を試して様子を見る方が安心です。
もちろんこれはえごまだけに限らずどんな食材にも言えること。
えごま油は「アレルギーに良いらしい」という認識がかなり浸透しています。
でも本当に自分自身に合っているかどうかは分かりませんよね。
そしてえごま油はとても酸化しやすい油です。
古くなったり保存方法がずさんなために成分が劣化すると体調を崩すということもじゅうぶん考えられます。
えごま油(オメガ3)はなかなか扱いが難しい油ですから、このあたりも注意してくださいね。
どんなものでもアレルギーを起こす可能性がある
例えばDHAやEPAが豊富な魚。
積極的に食べたいところですがやはり魚アレルギーはあります。
(主に魚のたんぱく質がアレルギーの原因になります)
この世に存在する食べ物(飲み物)はどんなものでもアレルギーを起こす可能性はあるのではないでしょうか。
人間の体は本当に人それぞれ。
「ぜったいこれがいい!」というものは存在しないということでしょう。
もしえごまでアレルギーを起こした場合、もしくは心配な方は、残念ですが代替え食材を摂取したほうがよさそうです。
■参考記事■
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