- 投稿 2017/09/26
- おすすめな亜麻仁油

亜麻仁油やえごま油などオメガ3のメリットを最大限に得るためにはどうしても「生で食べる」という縛りがありました。
ところがこれが結構やっかい。
実際食べたことがある人なら分かると思いますが、「かける」「混ぜる」だけですとマンネリ化してきて続かないという人も多いでしょう。
オイルを「飲む」のは簡単ですが更にハードルが高い。
もっと自然にオメガ3をとることはできないか。
本来一番いいのは加熱調理に使うということ。
加熱できれば色々な料理に使えるためグンとレパートリーが増し、空気のごとく自然にオメガ3をとることができるようになるはずです。
でもオメガ3系オイルにはたいてい「加熱しないでください!」という文言が。
加熱することで、オメガ3が劣化して量が減ったりイヤな臭いが発生すると言われています。
ところがなんと「加熱調理可能」という亜麻仁油を発見!
でもいったいどんなワケで加熱できるようになったというのか。
これがハッキリしないと、なんとなく不安が残るのも正直なところ。
そこで今回は加熱できる「アリーガ alligga」という亜麻仁油を実際に試してみたのでレポートしたいと思います。
目次
どうして加熱OK?「アリーガ」とはどういった亜麻仁油なのか
アリーガ alligga 加熱調理可能 亜麻仁油 フラックスシードクッキングオイル 研究機関認定 GMP認証 コールドプレス 無添加 オーガニック
アリーガはカナダ・サスカチュワン州産の良質な亜麻仁を100%使用した無添加・未精製のオーガニックオイルです。
↑トランス脂肪酸・コレステロールも当然ゼロ!
その特長は何と言っても「加熱料理が可能」だということ。
無添加・未精製の亜麻仁油ならば他にもありますが、ここまで「加熱可能」と堂々と言っている亜麻仁油は今のところ知りません。
どうしてそんなことができるのか?
それは「低温フィルタリング」という独自の技術。
搾りたての亜麻仁油から不純物と可燃成分「だけ」を取り除くことに成功。
これによりアリーガの発煙温度はなんと250℃!
高温調理もできると言われるエキストラバージンオリーブオイルがだいたい210℃と言われている中、250℃というのは油の中でもかなり高い数値です。
油は発煙点を超えると途端に成分が劣化すると言われています。
その点、アリーガは熱に強く250℃まではオメガ3の成分量が変わらないのだそう。
これはカナダの第三者調査期間(カナダ国際研究機関LAB SMART社)によって証明されています。
ちょっと待って!リグナンもフィルターに引っかかるの?
「低温フィルタリング」という高度な技術によって、不純物や可燃成分が取り除かれるために加熱ができるようになったというのは分かりました。
でもちょっと新たな不安が。
亜麻仁油を愛用されている方にはオメガ3だけではなく「アマリグナン」というポリフェノールをとりたいという方もいるのではないかと思います。
特に女性の方。
(つまり私も)
もしかしてこの高度な技術が災いしてアマリグナンも完全に除去されてしまったら、ちょっぴり残念かなと。
ということで輸入代理店様に質問してみたところ、アマリグナンのような分子レベルのポリフェノールに関しては低温フィルタリングで「取り除かれない」という回答をいただきました。
ただし、アマリグナンはコールドプレスする段階でどうしても残るため種子そのものよりは少なくなってしまいます。
もしアマリグナンだけが目的でしたら亜麻仁そのものを食べた方がいいのかも。
しかし、そもそもリグナンは大量にとるものでもないでしょうし、オイルであるというメリットも多く私は亜麻仁油の方をメインでとり続けています。
今までだって「加熱OK」なオメガ3オイルはあったのでは?
とは言え、今までだって「加熱OK!」となっていたオメガ3系のオイルはあったと思います。
例えばカメリナオイルはやはり発煙点が高いということから加熱可能なオメガ3オイルと言われています。
しかしカメリナオイルの成分を見てみると、アリーガを含む亜麻仁油のオメガ3含有率(60%前後)と比較して30~40%前後とかなり少ないのが分かります。
(カメリナオイルをオメガ9系に分類しているものもあります)
またチアシードオイルやサチャインチオイルも比較的加熱に向いていると言われていますが、メーカーによってはやはり「加熱より生で」となっているものも多いです。
その点、アリーガは第三者機関による証明付きという正真正銘「加熱OK」な亜麻仁油。
「亜麻仁油は加熱に向かない」とうのが定説でしたが、独自の技術によってそれを可能にしたという画期的なオイルがアリーガです。
私も含めて多くの方が待ち望んでいたのではないでしょうか。
さっそくアリーガをためす~気になる味は?においは?
いくら加熱OKだとしても味がマズくにおいがキツイのでは元も子もありません。
さっそく期待と不安とともにアリーガを味わってみたいと思います。
開封時のにおい
開封してにおいをかいでみると、ふわっと草原のような香りがしました。
でも決して強烈ではありません。
鼻をグッと近づけてかすかににおう程度で、辺りににおいが充満することはありません。
アリーガの色
しっかりした黄金色です。
他の亜麻仁油も黄色系ですが、これほど濃い色は少ないのではないかと。
ストレートに飲む!
そのまま飲んでみるとまったりとした濃度と少し苦味を感じます。
草原のような干し草のようなにおいがした通り、味も「大自然」を彷彿させる風味です。
少しナッツのようなコクを感じます。
亜麻仁油に慣れた私からするとまさに「美味しい!」です。
クセはあるけどそれが「クセ」になる(笑)
しかし初めて亜麻仁油を試した方やお子さんがそのまま飲むのはちょっと難しいかな。
かける(生食)
次にプレーンヨーグルト(微糖)にかけてみました。
かなりたっぷりかけてみましたがよく混ぜることで苦味はほぼ消えました!
また草原の香りや独特の風味も8割くらい緩和してすっかりヨーグルトの味と一体化しています。
これなら小さいお子さんでも食べられるんじゃないかと思います。
アリーガは加熱できるとは言え生で食べてももちろんOK。
加熱料理に使えない日にはこうやって生で食べればいいと思います。
加熱調理と味
そしていよいよ加熱調理をしてみたいと思います。
今回は豚丼。
子供の大好物ですが、何も言わずアリーガで調理してシラッと出してみることに。
↑豚肉と玉ねぎを炒める時にアリーガを使っています。
夫と子供からは何の指摘もありません。
ひたすらパクパク!
気が付いていませんね。
ちなみに私が食べた感想としては、料理にコクが出た!と感じました。
特に妙な味になることもなく、美味しく食べられるどころかいつもより濃厚な豚丼になったなあと。
肉系や濃い味付けの料理にはピッタリだと思います。
今度は繊細な薄味系の料理にも挑戦してみたいですね。
加熱調理中と調理後の部屋のにおい
そして何より加熱時のにおいはどうでしょう。
実はこれが一番心配だったところです。
というのも以前、亜麻仁油で加熱調理を実験的にやってみたことがあるのですが、部屋中に魚臭が蔓延してしまいました。
このことからもしアリーガが加熱調理に耐えられたとしても、臭いがキツイのならちょっとイヤだなあと思っていたのですが・・・。
結果はビックリ!
ない!?
臭いが。
豚肉と玉ねぎのにおいはしますが、あの独特な魚臭は全くと言っていいくらい感じません。(換気扇は使っています)
夫や子供が帰ってきた時「今日の夕食は焼き魚?」と聞かれることもありませんでした。
ちなみに私も確かめるためにいったん別の部屋に行き、数分後キッチンに戻ってきてみましたが、やはり豚丼のにおいがメイン。
正直、加熱調理によるニオイの問題がクリアになったことが一番うれしいかも。
亜麻仁油を加熱する時の注意点
念のため一つだけ注意点。
いくらアリーガの発煙点が高く証明付きとは言え、通常の加熱料理の域を超えたことはしないでください。
たとえばどこまで高温に耐えられるか・・・といった実験など。
(そんな人いない!?)
どうしても気になる方はアリーガの発煙テストの動画がYOU TUBEに載っているので、そちらをご覧ください。
また通常の亜麻仁油は発煙点が低く100℃台と言われています。
間違っても家にある通常の亜麻仁油を使って過激な実験(?)はやめてくださいね。
(私も興味本位で実験まがいなことをやってしまいましたが・・・)
火事になったら大変です。
まとめ・感想
いかがでしたか?
今まで亜麻仁油などのオメガ3オイルが続かなかった方でも、加熱ができるアリーガならば続けられそう!という方は多いのではないでしょうか。
これは毎日の食事を作る人間としてもかなり嬉しいポイントですよね。
レパートリーが大幅に増大すると思います。
もちろんこれまで通り、そのまま生の状態でかけたり混ぜたり飲んだりしても大丈夫。
とは言え、私個人の率直な感想ですと、生食よりも加熱調理向けではないかと。
その方がクセを感じないし、だれもが亜麻仁油の恩恵にあずかれるのではないかと思いました。
こんなふうに言えることが今までの亜麻仁油の常識と真逆なのでなんだか面白いですよね。
お好みに合わせて色々とチャレンジしてみてください。
ただし加熱ができるとは言え酸化はします。
開封後は通常の亜麻仁油と同様、冷蔵庫などで保管し、できれば一か月程度で使い切ることをおすすめします。
もっともアリーガなら今までと違い使い切れずに処分した!なんてこともなくなるのではないかと思いますよ。
アリーガ alligga 加熱調理可能 亜麻仁油 フラックスシードクッキングオイル 研究機関認定 GMP認証 コールドプレス 無添加 オーガニック