危険ありなし~味の素オリーブオイル(ピュアなほう)を検証する

味の素のオリーブオイル。

 

おそらく日本のメーカーで最も有名であり近所のスーパーでもふつうに売られている商品ではないでしょうか。

 

そんな味の素、今回チェックしてみるのはエキストラバージンではないピュアな(この言い方誤解されるかな?)オリーブオイルのほうです。

エキストラバージンオイルの記事はこちら

 

価格も手頃で誰でも簡単に手に入れられる味の素のオリーブオイルですが、何か危険や問題はないのでしょうか。

 

詳細を確認すると共に実際に調理に使って味も確かめてみたいと思います。

 

味の素オリーブオイルについて

 

今回私が購入したのは200gの瓶タイプ。

 

味の素オリーブオイルの栄養成分表や内容量

 

ラベルは「オリーブオイル」ですが、いわゆる「ピュアオリーブオイル」のことですね。

オリーブオイルの種類と違い、そして用途とは?

 

ボスコもそうですが、味の素オリーブオイルはエキストラバージンを含めて大きさ(量)の種類がたくさんあります。

 

加えて瓶タイプとペットボトルタイプがあるのでよく確認した方がいいでしょう。

J-オイルミルズのオリーブオイル公式サイト

 

味の素オリーブオイルのフレッシュキープ表示

 

「フレッシュキープ」製法はエキストラバージンオリーブオイルと同様です。

 

が、原産国の表示がありませんね。

 

エキストラバージンオリーブオイルの場合はスペイン産の表記がしっかりありましたが、(ピュア)オリーブオイルはどうなんでしょう。

 

・・・と思ったら公式サイト内に以下の記載がありました。

 

オリーブ油:スペイン、イタリア等からオリーブオイル油を輸入し、国内の工場で調合・充填・包装しています。

 

「等から」が個人的には気になります。

 

またエキストラバージンオリーブオイルのように「指定農園」ではありません。

 

オリーブオイルはエキストラバージンオリーブオイルと違ってほぼ精製品ですから、それほど品質にこだわったものではないでしょう。

 

スペイン・イタリアという情報以外はどんな国のどんなオリーブをどの程度使っているかは全くもって分かりません。

 

ちなみに味の素エキストラバージンオリーブオイルの詳細は以前こちらの記事を書いていますので良かったら参照してくださいね。

 

味の素エキストラバージンオリーブオイルは本物か偽物か

 

色と香り、そして味はこんな感じ

 

味の素オリーブオイルの色はこんな感じ。

 

味の素オリーブオイルを皿に出したところ

 

黄色系ですね。

 

ちなみに味の素エキストラバージンオリーブオイルの色はこれ。

味の素エキストラバージンオリーブオイルは本物か偽物か

 

正直、色ではあまりよく分かりませんね。

 

香りは当然ですが薄いです。

が、無臭ではありません。

オリーブオイルの香りは一応します。

 

味について。

 

当然エキストラバージンよりはこちらも薄め。

その分オイリー感を強く感じますね。

 

ボスコのオリーブオイルとあまり違いがないですが、どちらかと言えば味の素オリーブオイルの方が風味が残っているかな?

 

この辺は私個人の感じ方なので必ずしも正確ではありませんがご了承ください。

 

加熱調理に使って味の検証~いつものカツを揚げてみよう

 

それでは今回もカツを揚げてみたいと思います。

 

味の素オリーブオイルをフライパンに出す

↑香りは鼻を近づけて感じる程度

 

味の素オリーブオイルでカツを揚げているところ

 

加熱した時点でもうかすかに感じた香りはほとんど飛んでいますね。

 

味の素オリーブオイルで揚げたヒレカツ

 

揚げ上がりもカラッとしているし、カツの味も特に問題なし。

 

油の風味が特に要らない調理用オイルとしてはいいのではないでしょうか。

 

ボスコのオリーブオイルで揚げた時と比べても仕上がりに違いがあるようには思いませんでした。

 

味の素オリーブオイルは危険なのか?

 

オリーブオイルというと、どうしても産地偽装や偽物なんて問題で「危険」なのかどうか心配されている方もいるでしょう。

 

ですがメーカーさんの公式サイトを見ても全てを公表しているわけではありませんし、なかなか判断が難しいところではあります。

 

ですからここからは公式サイトの情報に加えて個人的な推測や以前エキストラバージンオリーブオイルに関してメーカーさんに直接質問した内容からトータル的に判断してみたいと思います。

 

味の素オリーブオイルに関しておおむね以下のようにまとめてみました。

 

・産地はスペイン・イタリア産は確定、その他は不明

 

・搾っている場所は不明

 

・オリーブの種類や品質に関しては不明だがおそらく高品質・オーガニックではない

 

・日本国内の工場で調合・充填・包装をしている

 

・大手企業ならではのコスト削減能力と努力により低価格が実現?

 

・輸入手段は飛行機か船かは不明

 

・油の抽出方法は不明

 

・精製オリーブオイルにプラスされるバージンオリーブオイルの割合や質は不明

 

・精製しているためポリフェノールは期待できない

 

・精製によりトランス脂肪酸が発生している可能性あり

 

(ピュア)オリーブオイルの定義は以下の通り。

 

酸度1.0%以下

精製オリーブオイルとバージンオリーブオイルをブレンドさせたオイル

 

精製オリーブオイルとは「バージンオリーブオイルを精製したもの」であり、化学的な薬剤を使わない方法で搾ったものをバージンオリーブオイルと言いますから基本的に(ピュア)オリーブオイルもヘキサンなどの化学薬剤は使われていないはずです。

 

ですがダークなオリーブオイル業界で、どこまでしっかり基準を守っているのかは商品を見ただけでは全く分かりません。

 

また精製の際に高温にさらされているはずですので、トランス脂肪酸が少しは発生している可能性があります。

 

ただしこれは何もオリーブオイルだけではありません。

 

全ての精製油に共通の問題のため味の素オリーブオイルが特別に危険とは言えません。

 

後は消費者の見えない部分をいかに(国際)基準通りにやっているか。

 

エキストラバージンオリーブオイルと同様、どのオリーブオイルにも基準はありますが、それが守られているかどうかを確かめるすべはありません。

 

ちなみにもし日本の農林規格の基準でしたらもっとアバウトな状態に。

 

食用オリーブオイルの規格として「オリーブオイル」と「精製オリーブオイル」の二つしか基準がありません。

 

このあたりも他のメーカーさん含めよく分からないというのが実際のところ。

 

最近はエキストラバージンオリーブオイルに関しては割と世間の目ががうるさくなってきているのですが、(ピュア)オリーブオイルって盲点かも。

 

ですがそこは天下の味の素さんです。

 

おそらくしっかり管理されているのではないかと思います。

(そう信じたいです)

 

まとめ

 

味の素のオリーブオイル。

 

料理によってはエキストラバージンのような風味豊かなものではなく香りの弱いオイルを使いたいもの。

 

味の素オリーブオイルも品質や産地に不明な点がありますが、他のサラダ油と比較した時、選択肢の一つに加える方もいるでしょう。

 

確かにトランス脂肪酸は多少入っているかもしれませんが、リノール酸ではなく天然のオレイン酸であるところがオリーブオイルとしての強みとも言えます。

 

そしてそれなら味の素もボスコも大差はない(なんて言っていいのか!?)かも。

 

(ピュア)オリーブオイルは風味を存分に楽しむものでもないし、後は価格やひいきにしているメーカーで選ぶという人も多いでしょう。

 

もしくは単に近所のお店に置いてあるからってだけかも。

 

ただし身近で親しみのある商品だからこそ、ただなんとなく買うのではなく一度詳細をチェックしてみるということは大切かもしれません。

 

参考記事

味の素エキストラバージンオリーブオイルは本物か偽物か

ピュアオリーブオイルの使い道やメリットをもう一度考えてみる