MCTオイルって危険はないのか~個人的な不安あれこれ

最近は近所のスーパーでも普通に見かけるMCTオイル。

 

特にコーヒーダイエットをしたい人に注目されているMCTオイルですが、いったいどんな油なのでしょうか。

 

実は私もちょっぴりダイエットに使ってみたいと思ったことがあります。

しかし調べていくうちにいくつか不安要素が出てきました。

 

そこで今回はMCTオイルについて、半分は私の憶測も加わりますが(ご了承ください)書いていきたいと思います。

 

MCTオイル(中鎖脂肪酸)とは

 

MCT(Medium Chain Triglyceride)オイルは日本語で言うと「中鎖脂肪酸」100%オイルのことです。

 

中鎖脂肪酸とは脂肪酸を構成している炭素の数が長鎖脂肪酸と比較して短く、素早く消化・分解されエネルギーとなるのが特徴です。

 

このため効率よく脂肪酸を摂りたい人、例えばスポーツ選手やダイエットをしたい人に重宝されています。

 

また高齢者用の食事や介護食などにも中鎖脂肪酸は使われており、食事の量がとれずに栄養不足になりがちな方にもおすすめです。

 

母乳(牛乳含む)には中鎖脂肪酸が数%含まれていて(粉ミルクにも入っているものあり)、赤ちゃんや幼児にとっても必要な脂肪酸とも言えます。

 

加えて中鎖脂肪酸が近年注目されている理由として、体内で一部が「ケトン体」という物質に変換されることがあげられます。

 

ケトン体はブドウ糖の代りになる第二のエネルギー源と言われており、ブドウ糖が脳のエネルギーになりにくいアルツハイマー型の認知症対策になるのではと言われています。

 

MCTオイルは何からとった油なの?

 

あるMCTオイルを手に取って原材料を確認してみたのですが、表示には「中鎖脂肪酸油」とだけ書いてありました。

 

その中鎖脂肪酸はいったいどんな材料から搾って作られたものなのでしょうか。

 

もう少し調査してみると明記してあるものに関しては主に次の二つがありました。

 

パーム核油

 

パーム核油とはアブラヤシの核(果肉の中にある種子、カーネル)から搾った油です。

(上画像参照)

 

主な中鎖脂肪酸含有量(脂肪酸100g中)

ラウリン酸・・・48g

カプリル酸(オクタン酸)・・・4.1g

カプリン酸(デカン酸)・・・3.6g

 

ココナッツオイル

 

ココナッツオイルはココヤシ(ココナッツ)の種子の中にある胚乳からとった油です。

 

ココナッツ

↑白い部分が胚乳

 

主な中鎖脂肪酸含有量(脂肪酸100g中)

ラウリン酸・・・46.8g

カプリル酸(オクタン酸)・・・8.3g

カプリン酸(デカン酸)・・・6.1g

 

パーム核油とココナッツオイルは脂肪酸の構成がとてもよく似ていて約60%の中鎖脂肪酸を持っています。

 

パーム油は使っていないの?

 

アブラヤシの果肉部分から搾った油がパーム油になります。

(上画像参照)

 

主な中鎖脂肪酸含有量(脂肪酸100g中)

ラウリン酸・・・0.5g

カプリル酸(オクタン酸)・・・0g

カプリン酸(デカン酸)・・・0g

 

パーム核油は中鎖脂肪酸の割合が高いのに対し、パーム油は長鎖脂肪酸のパルミチン酸(44g)がメインとなります。

 

ですからMCTオイルの原料として「パーム油」が使われることはおそらくないはずです。

 

パーム核油なら安全なの?

 

MCTオイルの原材料にパーム核油を使っている場合、よく「果肉を原材料とするパーム油ではありません」といった補足がついていることがあります。

 

こういう補足があるということは間違いやすいための単なる区別とも言えますが、パーム油自体に問題があるというニュアンスも感じ取れます。

 

確かに脂肪酸はパーム核油とパーム油は全く違うため別モノと言ってもいいでしょう。

 

でも原材料は同じアブラヤシ。

果肉を使っているのか種を使っているかの違いです。

 

まず環境や労働問題に関しては種だろうが果肉だろうがあまり変わりはないでしょう。

(つまり問題はあるってことじゃないかと・・・)

 

次に「パーム核油は健康上安全なの?」ってことですが。

 

パーム油と言えば日本人にとって一番(?)身近でありながら隠れた油(見えない油)として市販の加工品にたくさん使われています。

 

健康面で賛否両論あるので一番気になるところですよね。

 

パーム油は長鎖脂肪酸メインの油ですが、健康上の懸念はいくつか言われています。

 

・高い発がん率

・インスリンの働き低下

・環境ホルモン作用

 

パーム油の脂肪酸内訳としては飽和脂肪酸のパルミチン酸とオメガ9のオレイン酸がメインですが、これらが問題なわけではありません。

 

じゃあパーム油の一体何が問題なのかって言うと、実は原因がハッキリしない「未知の危険」といったところ。

 

脂肪酸ではない何かが原因である可能性あり。

 

価格も安く飽和脂肪酸を多くもつ植物油として多くの食品に使える便利な油なのですが、やっぱり積極的にはおすすめできないのですよね。

 

原因がアブラヤシの果肉部分だけなのか?

 

もしアブラヤシ全般に及んでいるとすればパーム核油も?ということは私の個人的な心配です。

 

MCTオイルってどうやって取り出してるの?

 

自然界において中鎖脂肪酸100%の植物なんてたぶんありません。

 

自然な状態のココナッツオイルやパーム核油は中鎖脂肪酸以外の脂肪酸も持っています。

 

ということは、MCTオイルは人工的に分離・分解・合成して作り上げた油ということ。

 

その工程で何かデメリットは発生していないのでしょうか。

 

別に「人工=危険」と言っているわけではありません。

 

自然なものでも危険なものはあるし人工的にその危険を排除することもありますが、油に関してはどうしても「ただ搾っただけ」の自然なものが良いというイメージがありまして・・・。

 

だったらエキストラバージンココナッツオイルをとればいいのですが、中鎖脂肪酸だけが欲しいならばやっぱりMCTオイルにはかなわないでしょう。

 

でも抽出方法は安全でしょうか?

また自然な状態ならではの良い面が消滅していたりはしないのでしょうか?

 

人工的に作る油って今まで見てきた限りだとデメリットが同時に発生することって時にはあると思うのですよね。

 

もちろんこれは私が勝手に推測しているだけなので全く持って間違っているかもしれないことをご了承ください。

 

こんなMCTオイルなら使ってみたい!

 

そんな私でも上記のようなグダグダな不安を解消してくれるMCTオイルがあるならぜひダイエットに使ってみたいと思います。

 

・原材料は低温圧搾

・製造過程で化学薬剤・添加物を使っていない

・中鎖脂肪酸が100%

・素材の持っている他の有効な栄養成分が残っている状態

・トランス脂肪酸ゼロ

・できれば何にでも合うように無味無臭

・低価格

・酸化に強い

・高温でも調理可能

 

ここまで求めると虫が良い話になってしまいますね。

 

取りあえずかなり質にこだわっているなあと思うMCTオイルとして、こちらの商品はなかなか良さそうです。

 

仙台勝山館MCTオイル360g <ココナッツベース・中鎖脂肪酸100%>

 

ココナッツ(フィリピン、マレーシア、インドネシア産など)から作ったMCTオイル。

 

しかも中鎖脂肪酸の中でもさらに炭素が短いカプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)だけを使っています。

(ラウリン酸はC12、Cは炭素のこと)

 

こちらの商品では精製においては活性白土を使用して脱色したり水蒸気などを利用しながら脱臭を行っているそうです。

 

またヘキサンなどの化学溶剤も使っていません。

 

まとめ

 

MCTオイルは中鎖脂肪酸のメリットを存分に活用できる有益なオイルであることは間違いないでしょう。

 

ですがやはり人の手で作りあげた油であり、その過程があまりよく分からないことから思いもよらないデメリットが発生したりはしないのだろうかと考えてしまいました。

 

要は他の油と同じでピンキリであるのは間違いなし。

 

人の手が加えられている以上、製造工程をしっかりチェックしないといけないのではないかと思ったのでした。

 

そんな私はやっぱりダイエットには甘いモノを控えて適度な運動をすることにします。

(それで痩せたら苦労しなけど)

 

みなさんもMCTオイルを使う前にメリット・デメリットをもう一度考えてみてはいかがでしょうか。

 

できれば製造方法などを公開しているものが良いのではないかと思います。

 

参考記事

【MCTオイルとココナッツオイル】違いはコレ!