明治ミルクチョコレートに植物油脂が入っていないワケ

先日、明治ミルクチョコレートには植物油脂が入っていないことを記事にしましたが、いったいどうして「ミルクチョコレートだけ」に入っていないのかということを疑問に思っていました。

 

そこで今回、明治のお問い合わせ窓口に電話をしたところ、回答をいただいたのでご紹介したいと思います。

 

ブラックチョコレートとミルクチョコレートのカカオポリフェノール量と口溶け感の関係

 

まずお答えをいただいたのはブラックチョコレートになぜ植物油脂が入っているかということ。

 

これにはカカオポリフェノールの含有量が関係しています。

 

まずこちら↓が明治ミルクチョコレートのポリフェノール量になります。

 

明治ミルクチョコレートのポリフェノール含有量表示

 

カカオポリフェノールが1枚(50g)につき「410mg」です。

 

それに対し明治ブラックチョコレートのポリフェノール量は1枚(50g)につき「700mg」となっています。

 

カカオポリフェノールは、血管や脳の健康、そしてメンタルの安定などに期待できると言われており、最近ではカカオポリフェノールの恩恵にあずかろうと高カカオのチョコレートを食べているという人も多いですよね。

 

まあふつうに考えてブラックチョコレートの方がカカオが多く結果ポリフェノール量も多いのは分かります。

 

ですがカカオが多くなってしまうと、どうしても滑らかさや口溶けがイマイチという状態になってしまうそう。

 

そこでブラックチョコレートに植物油脂を加えることによって滑らかさを実現しているということでした。

 

本当ならカカオポリフェノールの量が多いブラックを食べたいところ。

明治のブラックチョコレートって苦くなく子供でも十分食べられるくらいです。

 

明治ブラックチョコレート 50g×10箱

 

ですがこの「口溶け感」というものを演出するために(残念ながら)植物油脂が使われてしまっているのでした。

 

ではハイミルクとホワイトにはなぜ植物油脂が?

 

さらにここで新たな疑問。

 

だったらどうしてハイミルクチョコレートとホワイトチョコレートにも植物油脂が入っているのでしょう。

 

 

明治 ハイミルクチョコレート 50g×10個

 

 

明治 ホワイトチョコレート 40g×10個

 

 

ホワイトチョコレートに関しては原材料に「カカオマス」すら入っていません。

 

ここでいったん電話を切ってお調べいただけることに。

そして、いただいた答えは次のようなものでした。

 

”明治ミルクチョコレートにはあえて植物油脂を入れていません。

なぜかというと、明治ミルクチョコレートは限られた原材料だけで作った「ピュアチョコレート」であるということを売りにしています。”

 

つまり純粋(ピュア)なチョコレート本来の風味を楽しんでもらうことをコンセプトとしているわけですかね。

 

そして、

 

”ハイミルクチョコレートとホワイトチョコレートに関しては、その製品の特性上口溶けや滑らかさといった風味がより必要なチョコレートとなっています。

そのため植物油脂を加えています。”

 

という回答をいただきました。

 

ふうん・・・なるほど。

 

確かにイメージとしてこの二つはよりいっそう「口溶け感」を味わうチョコレートだというのは納得です。

 

だったらココアバターを増やせばいいのでは?

 

というところで電話を切ってしまいましたが、その後でもう一つの疑問がふつふつと湧いてきてしまいました。

 

だったら「ココアバター(カカオバター)」を増やせばいいのでは?と。

 

ココアバターはカカオを圧搾して作った油脂で、そもそもチョコレートの口どけや滑らかさを出すために入っているものだと思います。

 

そして明治のどの味のチョコレートにだって既に入っているのです。

 

感想とまとめ

 

ここからはメーカーさんへ確認をしたわけではないので、私の個人的な推測としてお読みください。

 

メーカーさんがチョコレートに植物油脂を使う理由、おそらくそれは「コストの問題」があるのだと思います。

 

ココアバターと植物油脂を比較した場合、ココアバターの方がコストが高く、一枚100円程度の価格にするには植物油脂を使うしかないのかな・・・と。

 

もしくは製造上、植物油脂の方が使い勝手がいいのかもしれません。

 

ヨーロッパのチョコレートには植物油脂が入っていないものがほとんどだと言います。

 

つまりそもそも本当のチョコレートには植物油脂は入らないもの。

 

でも日本のチョコレートにはほとんど植物油脂が入っているので、日本人はその味に慣れちゃっているのでしょう。

 

外国の本物のチョコレートを食べると、いくら高級でも若干違和感を感じる時があるのは、植物油脂がいかに日本で当たり前になっているかという事なのかもしれません。

 

そんな中、明治のミルクチョコレートには「植物油脂」が入っていないという事実。

これはメーカーさんの企業努力ですかね。

 

明治ミルクチョコレートの銀紙をむいたところ

↑ピュアチョコレート!!

 

でも明治でできるということは、やろうと思えば他のメーカーさんでもできるはずなのに(ボソっ)。

 

しかも明治のミルクチョコレートが他社と比較して口溶け感で劣っていると感じたことがないんですけど・・・。

 

ちなみに本格的な高カカオチョコレートや値段の高めなミルクチョコレートでは他のメーカーさんのものでもちゃんと「植物油脂なし」のものはあります。

 

また通販ではもっと高品質で厳選された原材料で作られているミルクチョコレートが販売されているでしょう。

 

でも100円程度で買えてしかも近所のスーパーで買える手軽さは外せませんよね。

 

明治のミルクチョコレート、植物油脂が入っていなくてもちっとも困ることないです。

 

むしろ美味しいです。

 

もちろん砂糖はたっぷり入っているでしょうし高品質ではないかもしれません。

 

でも「植物油脂不使用」は個人的にかなりポイントが高いです。

 

ついでに明治さんのブラックチョコレートも植物油脂はいらないんじゃないかな?

少しくらい口溶けイマイチでも十分に甘さとカカオの風味でカバーできる!!

 

むしろ「当メーカーのチョコレートには植物油脂は入っていません」を売りにした方が今の時代は売れるかもしれませんよ。

 

 

明治 ミルクチョコレート 50g×10個

 

 

 

板チョコだと一枚ペロッと・・・

つい食べすぎちゃう人はこっちの方がおすすめ↓

 

明治 ミルクチョコレートBOX 120g×6個

 

明治 ミルクチョコレート袋 128g×20袋

 

 

参考記事

明治ミルクチョコレート(板)の油脂成分を見てみる