- 投稿 2017/02/13
- 加工食品の油脂成分を調査

洋風だしは和風だしと同じように日本の家庭でも一般的に使われているものです。
中でもマギーブイヨンが一番有名ではないでしょうか。
今回はこのネスレ「マギーブイヨン」の油脂成分を見てみることにしたいと思います。
マギーブイヨンの油脂成分をチェック
マギーブイヨンの油脂成分を見てみたいと思います。
このように油脂成分は「牛脂」でした。
ブイヨンとはそもそも動物性たんぱく質(肉や魚)と香味野菜を煮込んでとった出汁ですので、余分な植物油脂が入っていなくて良かったです・・・。
ブイヨンとコンソメの違いって何?
洋風系の料理に使う素材としてはブイヨンの他にコンソメがあると思います。
ふとブイヨンとコンソメって何か違いがあるのか疑問になりました。
同じようにキューブになっているものが多いし(顆粒もあるけど)、料理に使えば同じような味のものが出来ます。
そこで「wikipedia」で説明を見てみると、コンソメは「”フランス料理におけるスープのひとつで、澄んだスープの一種”」となっていした。
つまり完成された料理(名)であるということです。
ではブイヨンはどうかといえば「”フランス料理において主にスープのベースとして用いられる肉と香味野菜からとる出汁”」となっています。
ブイヨンはあくまでもベースとして、料理の一つの素材と言う感じでしょうか。
(昆布出汁やかつお出汁と一緒ですね)
ですからこれだけでは料理は完成せず、ここに他の味を足していかなくてはなりません。
コンソメはそのままで完成されたスープですから、基本的に塩分など味付けもしっかりしていると言われています。
でも実際はどうでしょう。
今回のマギーブイヨンの塩分を見てみると、
キューブ1個(4g)あたり905mg、これはつまり食塩ですと2.3gにります。
それに対し同ネスレ商品の「マギー無添加コンソメ」の塩分は4.5g中860mg(食塩2.2g相当)となっています。
もう一つ例をあげれば「味の素KKコンソメ」も、キューブ1個(5.3g)あたりのナトリウムが990mg(食塩相当2.5g)で、マギーブイヨンとあまり変わらない数値になっています。
(※数値はメーカーのサイトを参照)
つまりインスタントのブイヨンやコンソメは一概にコンソメの方が塩分が多いとは言えないということ。
各メーカーとも、減塩、無塩、素材限定、無添加、アレルギー対応など色々な企画で色々な商品を販売しています。
ですから本来のブイヨンやコンソメといった概念から離れてしまっているものも多いと思います。
ちなみに我が家ではあまりインスタントのコンソメスープを飲むことはなく、コンソメを買っても料理の調味料として使うことがほとんどです。
ブイヨン、コンソメどちらを料理に使っても味見をしながら作ります。
ポトフとかピラフなんかに使うことが多いでしょうか。
ブイヨンやコンソメを一から作るとなるとかなり本格的になりますので、実際のところこういった加工市販品を買ってくるご家庭が多いのではないかと思います。
今回のマギーブイヨンは植物油脂が入っていませんでしたが、他のメーカーの商品ではコンソメ含めて植物油脂が入っているものはあります。
気になる人は必ず原材料名をチェックしてみてください。