- 投稿 2018/12/19
- 油について~全般

オイルプリング(オイルうがい)をご存知ですか?
オイルを口の中に入れてプクプクうがいをするのですが、それが美容と健康に良いと言われています。
私はオイルプリングに関しては何年も前から知っていましたが、何となく気持ち悪いイメージもあって今までやったことはありませんでした。
でもせっかく油のブログをやっているし、ちょっぴり気になっていたことは確かなので今回は実際にやってみることにしたいと思います。
オイルプリングとは
オイルプリングとは植物油を使って口内を洗浄することです。
オイルを口にふくみプクプクとうがいをしたり舌をうごかすことによって口内を洗浄し一定時間を経て吐き出します。
これはインドのアーユルヴェーダ(昔からの知恵・伝統的医学)からきている方法で、私もココナッツオイルが有名になったころに知りました。
口内の細菌類や毒素は脂質に覆われており、単に水でうがいするだけではあまりとれないのだそうです。
そこで油を使ってうがいをし「油と油を一体化させて汚れを引っ張り出す(プリング)」という理論です。
口内の汚れは今や多くの病気の元になっているなんて言われますよね。
虫歯や歯周病対策はもちろんですが、口臭、生活習慣病、認知症、免疫対策、そして美容にも良いのだとか。
もっとも科学的なエビデンスがどれだけあるかは分かりません。
民間療法であり、どちらかと言えば実際にやった人達の口コミがメインかも。
(でも割と評判はいいですよね)
世界中の有名人がやったりしたので一気に広まったようです。
どんなオイルでやればいいの?
私がオイルプリングを知ったきっかけは「ココナッツオイル」でした。
(たぶんテレビでやっていたと思う)
その後そもそもは「ゴマ油」でやると知りましたが、結局のところオイルプリングで使うオイルは基本的にどんな植物油でも大丈夫なようです。
当たり前ですが一応口の中に入れるものですからうっかり飲んじゃっても問題ない「食用油」を用意します。
極端な事を言うと家にある安価なサラダ油でもかまわないはずです。
要は「油の力で引き出す」ということですから。
ただしやっぱりおススメされているのはオーガニックでエキストラバージンなもの。
でも飲むわけじゃないのにそんな高級なものを使うのは金銭的に余裕がないって方はせめて酸化していないできるだけ新しいものがいいのではないでしょうか。
口の中に一定時間ふくんでおくのですから、酸化臭がするとそれだけで頭痛がしそうですし、種類もムリのない好みのものがいいかもしれませんね。
やり方は簡単、でも最初は疲れるかも
オイルプリングのやり方(方法)に関して、私は詳細を知らなかったのでこちらのサイトを参考にさせていただきました。
以下で私も実際にオイルプリングを体験しておりますが、やり方は基本的にこちらのサイトのものでやっております。
ポイントは欲張ってあまりたくさんのオイルを含まないことかなと。
やってみると分かりますが徐々に唾液が出てきて口の中がいっぱいいっぱいになってしまいます。
(なんせ時間にして15~20分間も口に含んでいるのです。)
そしてやり方は簡単ですが真剣にやると割と疲れます。
最後は「ゴックン」。
・・・はダメですよ!
毒や汚れですから当然吐き出すのですが、ちゃんとティッシュやビニール袋に出して生ゴミとして捨ててくださいね。
オイルプリング初体験!使ったオイルはコレ
それでは実際にオイルプリングを体験してみたいと思います。
私が使ったオイルはこちら。
・エキストラバージンオリーブオイル
・米油(サラダ油)
・アリーガ(亜麻仁油)
単に家にあったオイルですが、今回は初めてであり実験的な要素もあるのであえて3種類を使って3回、日にちを別々にやってみたいと思います。
一日目はエキストラバージンオリーブオイル。
私が一番好きなオイルです。
これなら口の中に入れておくことに苦痛は感じなさそう。
大さじ1杯より少し少な目にしました。
口の中に入れてすぐにピリッと風味豊かな美味しさがあふれます。
うーん・・・あまり好きなオイルも考え物かもしれません。
特に私、エキストラバージンオリーブオイルを普通に飲んできた人間ですので飲むことに抵抗がないんですよね・・・。
(無意識に飲み込みたくなります。)
口に含んで少し経つともう唾液が噴出してきました。
(オイル少な目にして正解でした)
プクプクしたり舌を動かしたりしてなんとか15分経過したので吐き出しました。
かなり口の中がいっぱいになりますね。
感想は・・・やっぱりオイルですから多少のベトつき感が口の中と唇にあります。
ただし味は好みのものでしたので、このまますすがなくてもいいかなあと思ったのですが、汚れが残っているはずなのでやっぱりうがいはしました。
ちなみにオイルを吐き出した後はお湯や塩水(塩お湯)で口をすすぐとさっぱりするそうですが、私は重曹水ですすぎました。
次の日は米油。
サラダ油の代表としてやってみます。
米油はそもそもサラッとしていてクセがありません。
こめサラダ油ですから精製されていて口に入れても単なる「油」って感じ。
油のまったり感(オイリー感)だけを感じるのですが、これに15分耐えられるかどうかは個人個人で違うかもしれません。
ちなみに私は口に入れた瞬間は「油!おえッ!」って感じでしたが、唾液が出てきてからは平気になりました。
そして3日目、健康のためにとっているアリーガという亜麻仁油になります。
アリーガは加熱料理に使える珍しい亜麻仁油なんですが、オーガニックで高品質なものになります。
正直、やる前に一番抵抗感があったのはこのオイル。
亜麻仁油は独特のクセや風味がありますからね。
それに吐き出すオイルプリングにはもったいないかなという気も。
でも今回は実験ということで使ってみました。
15分間、口の中に入れていられるかが心配されましたが・・・。
結果は・・・完遂しました!
でもアリーガはやっぱり加熱調理に使いたいかなあ・・・っていうのが正直な感想です。
(察してねw)
どの油もそうですが、口に入れた瞬間はやっぱりオイルの持つ風味なんかを感じるのですが、割と短時間に慣れていきます。
むしろ出てくる唾液と全体の量の方が気になる感じ?
今回は3日間、3つの種類の油で体験してみましたが、やる気なら続けられるという実感はありますね。
もちろんこの3日間で私の健康や美容に何か変化があったわけではありませんが。
一番やりやすかったのはエキストラバージンオリーブオイル。
これはあくまでも好みの問題のような気がします。
とにかく重曹水でうがいをし終わった後の口の中はとてもスッキリするのは確か。
その後も長時間シャキッとしているのです。
(たとえ食事をしてもね)
まあこれらは私個人の感想です。
みなさんも良かったら試してみてはいかがでしょうか。
難しくないし大さじ1杯の油を口に含んでプクプクするだけですから誰にでもできます。
専用のオイルもあります