世界各国のエキストラバージンオリーブオイルを購入していますが、よく見てみると色もさまざまだと分かります。
ひとえに「オリーブ色」なんて言いますが、その色は一色ではなく産地や種類によって微妙に違っているようです。
オリーブオイルの品質と色は無関係
カラーサンプルなどを見ると、オリーブ色というのは比較的濃い目の緑だったり茶色がかった緑のイメージが強いと思います。
でも実際のオリーブは若い青い実から完熟して黒っぽくなるまで変化していくし、オリーブオイルも黄色っぽいものから透き通ったグリーン、深緑までさまざまあるのが分かります。
なんとなく深い緑の方が品質がいいのでは?と思ってしまいましが、そういうわけでもないようです。
オリーブの種類や産地、収穫の段階での果実の成熟度などによって色もさまざまあるようで、色によって品質を見極めたり本物かどうかを判断することはないようです。
ちなみにソムリエがオリーブオイルをテイスティングする際にはよく青など色付きのグラスを使います。
これはあえてオリーブオイルの色が分からないようにするためだと言います。
理由は「色による先入観」を持たないため。
本人の好みや他のオリーブオイルの色の記憶などに惑わされないで鑑定するということが大切なのですね。
良いオリーブオイルとは色ではなく、あくまでも風味・香りであるということです。
着色したオリーブオイルはあるのか?
一つだけ気になる点といえば、着色したオリーブオイルはあるのかということ。
こればかりはよく分かりません。
しかし世に出回っている偽物のエキストラバージンオリーブオイルの中にはさまざまな加工がほどこされている可能性があるので、着色したものが存在するかもしれません。
それは多くの技術を駆使しているため巧妙かもしれません。
こうなると一般の消費者にはとても見分けがつかないと思います。
エキストラバージンオリーブオイルの質の良し悪しに色は関係ないですが、着色した偽物には注意が必要という現実。
本当に困ったものです。
消費者も色以外の要素でしっかり見極めないといけないということです。
(これが難しいのですが・・・。)
絶対手に入れたい!本物のエキストラバージンオリーブオイルの見分け方
ちなみにオリーブ色、目にやさしいですよね。
個人的にはとても好きな色。
心の癒し色です。