- 投稿 2017/09/17
- オイル日記

ペンギンというとその愛らしい外見から「それを食べる」ということと結びつかない方が多いと思います。
私自身、ペンギンは動物園か水族館、そしてテレビなどの映像でしか見たことがないし、もはや観賞動物であり食用なんて考えもつきませんでした。
ところが先日、子供とサンシャイン水族館に行って天空のペンギンを見た後、
「そういえばペンギンも魚をたくさん食べるんだよね・・・。ということは体内にはDHAやEPA、そしてDPAがたっぷりなんだろうか・・・」
という考えが頭をよぎりました。
そしてすぐに「何てことを考えてしまったんだ!」と少し後悔。
少し前に上野動物園に行った時にやはりアシカだかアザラシを見た時も同じような考えがうかんできたのですが、この時はすでにアザラシなどの海獣が世のDHAサプリメントの原材料になっていると知っていたところから、あまり可哀想という気持ちが起きませんでした。
アザラシもアシカもカワイイし好きなんですけどね。
ペンギンはあのよちよち歩きが反則でしょ。
どんなにご老体のペンギンさんでも「カワイイ!」と思えるこの愛らしさ。
鳥なのに二足歩行だし、飛べないし、なんだかちょっと人間ぽい(?)ところも親しみの要因ではと思います。
しかしペンギンの体内脂肪(たぶんオメガ3?)に対する好奇心はぬぐえず、調べてみると「ペンギンオイル」なるものの存在を知ることに!
かつてペンギンから油をとるために乱獲が行われてきたという事実。
これは食用オイルをとるというより燃料に使っていたようですが、きっとオメガ3系オイルがたっぷりではないのかなと推測します。
現在は数の減少もあり、表向きは捕獲は行われていないようですが、ペンギンの肉やその卵を食べたりする人もいるのだとか。
それに引き換え、アザラシは数の増加からカナダなどでは国の管理の元に捕獲をしてオメガ3系サプリの原材料となっています。
つまりペンギンとアザラシのあつかいの差は基本的には「数」ってことかな。
(もちろんオイルの質というのもあるでしょうけど)
もしアザラシの数が保護対象となるくらい少なくて、ペンギンの数が増えているとしたらその立場は逆転していてもおかしくないのですよね。
これもうね。
色々、思うことはあります。
可愛いとか数が少ないとかでその生物が生かされるのか殺されるのか・・・。
これ考えてしまうともうこのブログの主旨から外れすぎているのであまり触れませんが、ある意味仕方ないんでしょうかね。
国や宗教によっても食べていいものは違うし、ある国の常識や価値観で他の国の文化を非難するのも好きではありませんが、どうしてもペンギンは食べたくないなあと思ってしまうのも正直なところ。
でも実は身勝手な考えなのかもしれません。
もしペンギンオイルで作ったDHAサプリがアザラシサプリ(ハープシールオイル)みたいに普通にあったなら・・・。
私は手をだすのだろうか。
うーん、難しいなあ。
ペンギン好きの子供には「ペンギンオイル」なる話はまだしないでおこう。
もう少し大人になってからでいいや。
↑私が好きなペンギンのアニメ