- 投稿 2017/07/14
- 加工食品の油脂成分を調査

夏と言えば喉ごしの良いそうめんが美味しい季節ですね。
茹で時間も短くとても手ごろなそうめんは私や子供の夏休みのお昼ご飯に大活躍する一品です。
今回はそんなそうめんの油脂成分を調べてみたいと思います。
ノンオイルの表示に目が留まり・・・
スーパーのそうめんコーナーを見ていたところ、ある商品に目が留まりました。
それが三輪山勝製麺の「一筋縄」というそうめんです。
このそうめんのパッケージに「ノンオイル」と赤い文字で書いてあります。
実はそうめんの多くに植物油脂が入っていることは、以前からなんとなく気が付いていたのですが、「ノンオイル」を高らかに謳っているということは希少価値が高いとみていいのかもしれません。
「一筋縄」は普通のそうめんと少し変わっていてなんと「吉野葛」が入っています。
そうめんというと細くて喉ごしが良いというのが一般的ですが、「一筋縄」はコシの強さも売りなのだとか。
ゆで時間は約2分です。
有名メーカー関係なし!原材料で確認を
ところで一口にそうめんと言っても値段もピンキリだしコマーシャルでもやっているような有名なものから聞いたことがないようなものまでたくさん並んでいます。
そしてざっと見てみたところ、ほとんどのメーカーのものに「植物油」または「植物油脂」という記載が。
一商品だけ「ごま油」と詳細が分かるものがありましたが、それ以外はどういった油なのか分かりませんでした。
特に価格の安いものに植物油脂が入っているというわけでもないようです。
どうしてそうめんに植物油脂が必要なのでしょうか。
農林水産省の「手延べ干しめんの日本農林規格」には次のように定義づけられています。
1 小麦粉に食塩水を加えて練り合せた後、食用植物油又はでん粉を塗付してよりをかけながら順次引き延ばしてめんとし、乾燥したものであって、第3条の規格を満たす方法により生産されたもの
2 1に調味料又はやくみを添付したもの
このようにそもそも食用植物油を使うものということみたいです。
「一筋縄」は植物油ではなく「でん粉」を使っています。
ただしどういった種類の植物油かまでは定義もありませんし、各メーカーで何を使っているかはよく分かりません。
ちなみに今回行ったスーパーでは、「一筋縄」の他にもう一つだけ油の入っていないものがありました。
もし植物油脂が入らないものをお探しの場合は、価格やブランドに関係なくしっかり原材料をチェックすることをおすすめします。
一筋縄のお味は?
では早速「一筋縄」を食べてみたいと思います。
茹で時間は2分ですが、硬めが好きなので1分半ほどで・・・。
確かにコシあり、そして喉ごし最高です!
私が好きなのは極細なのですが「一筋縄」はもう少し太め。
でも全然問題なし。
大好きな生姜をたっぷりいれたタレとよくからんですごく美味しいです。
ノンオイルそうめん「一筋縄」。
みなさんも一度お試しください。